ダルビッシュ、8回3失点の力投 勝敗つかずも3戦連続QSでレ軍の勝利に貢献

敵地レイズ戦で登板したレンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
敵地レイズ戦で登板したレンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

レンジャーズは連敗5でストップ、ダルビッシュは野茂氏抜く通算32度目の2桁K

 レンジャーズが21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦で延長戦の末に4-3と競り勝ち、連敗を5で止めた。ダルビッシュは8回101球を投げ5安打、毎回の12三振を奪う力投を見せたが、3本のソロ本塁打を被弾。勝敗はつかなかったが、自身3試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)でチームの勝利につなげた。また2桁奪三振はシーズン4度目で通算では32度目。これで野茂英雄氏の31度を抜き、日本人歴代単独1位となった。

 レイズに対しては試合前の時点で通算5試合の対戦で防御率1.09と抜群の相性を誇ったダルビッシュ。そのデータ通り、この日は上々の立ち上がりを見せた。

 アンドルスのソロ本塁打で1点のリードを受けた1回裏は味方のエラーと盗塁でいきなり無死二塁のピンチを迎えたが、続くディカーソンを98マイル(約158キロ)の直球で空振り三振。2死からモリソンに四球を与え、2死一、二塁としたが、ラモスを3球で見逃し三振に仕留めた。

 2回はミラーを空振り三振、ベッカムを三ゴロ、ピーターソンを空振り三振。3回は2死からディカーソンに内野安打を浴びたが、ロンゴリアを二飛に打ち取り、点を与えなかった。

 しかし4回、2三振を奪った直後、ミラーにバックスクリーン右へ同点ソロを被弾。5回は3者凡退に打ち取ったが、6回にも先頭のディカーソンに初球をバックスクリーンに運ばれて、勝ち越しを許した。

 7回先頭のミラーを空振り三振に仕留めてシーズン4度目の2桁奪三振とすると、続くベッカムも空振り三振に仕留めた。しかし8回1死走者なしからスミスに左翼席へソロ弾。1-3とリードを2点に広げられた。その後も2死三塁のピンチを迎えたが、モリソンを空振り三振に仕留めて、この回1失点でしのいだ。

 すると9回、打線がようやく反撃を見せる。ここまで1失点と好投していた相手先発のコブに対して無死二塁とすると、秋信守が値千金の同点2ラン。試合を振り出しに戻した。

 その後、試合は延長戦に突入。レンジャーズが10回に1点を勝ち越して競り勝った。ダルビッシュは8回5安打12奪三振1四球3失点で防御率3.44。6月12日以来となる7勝目はならなかったが、3試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)でチームの勝利に貢献した。

(Full-Count編集部)

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