ヤンキースがスタントン獲得に興味と米報道 ジャッジと2大大砲が同僚に!?

マーリンズのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
マーリンズのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

数週間前にヤンキースがマーリンズに電話で打診も進展なし

 7月31日のウエーバー手続きを経ないトレード期限を前に、メジャー各球団の動きが慌ただしくなっているが、驚くべきニュースがリポートされた。米スポーツサイト「ファンラグスポーツ」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースがマーリンズの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手について、トレードする意思があるのか否か打診したという。記事によれば、数週間前にヤンキースがマーリンズへ電話連絡を入れ、スタントンの状況について確認したが、そこから話は進展してたという証拠は見当たらないそうだ。

 スタントンは、2014年11月に13年3億2500万ドル(約361億2500万円)の超大型契約を結んだ。今季を終えた後でも2億9500万ドル(約327億9000万円)の支払いが残っているが、カージナルス、ジャイアンツ、フィリーズなど、少なくとも5球団が獲得の打診をしているという。そこに新たに登場したのが、ヤンキースというわけだ。

 マーリンズ関係者は一貫して、スタントンはトレードに出さないと言っているが、もしヤンキースにトレードされるようなことがあれば、ファンにとっては夢のようなラインナップが揃う。ヤンキースには、ご存じ超新星のアーロン・ジャッジがおり、現在ジャッジとスタントンは両リーグの本塁打争いでトップを走っている。打者に有利だとされるヤンキースタジアムで、2人が3&4番の主軸コンビを組めば、メジャー史上最強の主軸コンビ誕生となるだろう。

 スタントンの契約には他球団へのトレードを拒否する権利が含まれているため、たとえヤンキースであったとしても本人の承認が必要になる。また、マーリンズは来季までに球団の身売りを計画しており、その問題が解決するまでスタントンを巡る動きは活発化しないだろうと見られている。

 一方で、マーリンズはすでにアデイニー・エチェバリア、デービッド・フェルプスをトレード放出しており、守護神のAJ・ラモスが移籍するのも時間の問題とされている。球団身売りの前に不良債権を少なくするためにも、マーリンズの代名詞とも言われる“ファイアーセール(大放出)”が行われる可能性は十分にある。

 トレード期限を前に、ヤンキースは先発投手の補強を最優先課題としているため、スタントン獲得実現の可能性は極めて低そうだが、興味を持っていることは事実。ジャッジ&スタントンのコンビが結成されれば、ファンが狂喜乱舞することは間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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