前田健太が意地の好投 ド軍監督称賛&うれしい悲鳴「選択をより難しくさせる」

球宴以降3戦3勝、防御率1.06と好投続ける前田

 今季開幕直後は不安定な投球で一時は救援を経験した前田。先発ローテを死守できるかどうかの瀬戸際に立たされており、ダルビッシュの加入により、争いは一層激化することになった。ドジャースのブログを掲載する「インサイダー」でも、その熾烈な競争に触れており、指揮官は記事の中で「彼ら(先発投手たち)は組織、球団としての私たちの選択をより難しくさせる。いいことだ。それが求めていること」とうれしい悲鳴を上げている。

 ダルビッシュのドジャースデビューが4日(日本時間5日)の敵地メッツ戦に決まる一方、前田の今後の先発登板は不透明。エース左腕カーショーとマッカーシーは故障中だが、ウッド、ヒル、柳、ステュワートら先発陣がひしめく中で、チャンスが与えられた時にアピールをするしかない。

 勝ち星は今季日本人投手トップの10勝だが、クオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)は17先発のうち4試合と物足りない数字。それでも球宴以降は3試合の先発で17イニングを投げ、3勝、防御率1.06と上々の数字を残している。

 メジャー最高勝率.708を誇るチームにおいて、前田はダルビッシュとともに輝けるか――。後半戦の飛躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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