ロッテ、伊東監督の後任は「全く白紙」 シーズン終了までに候補者一本化へ

会見を行った山室球団社長【写真:細野能功】
会見を行った山室球団社長【写真:細野能功】

山室球団社長「我々も力不足」、伊東監督に感謝「(次期監督は)さらに上のステージに上がれる人」

 ロッテ伊東監督の辞意表明を受け、山室球団社長が13日にZOZOマリンで囲み取材に応じた。

 今季限りで辞任することを明かした指揮官について「(この)5年間は高く評価し、評価は変わっていないが、ケジメというか、伊東さんんの性格から、そういうこと(辞意)はあり得ると(頭の)片隅にはあった」と説明。そして、「監督一人の責任ではなく、球団として、もっとやれるべきことはあった。外国人の不振とか、我々の力不足もあったと正直思う」とフロントの責任にも言及した。

 辞意表明がなければ、来季も続投する可能性があったかについては「その方向性(来季の体制)は今の段階ではなかった」とあくまで、ユニホームを脱ぐ伊東監督の決意を尊重したという。

 伊東監督は仙台での楽天戦で林球団本部長に辞任を申し出て、5日には球団幹部に伝わった。焦点は後任監督の人選だが「現状のところは全く白紙。候補者もお話しするレベルではない」と同社長。伊東監督が指揮した5年間で「自分たちもやれば優勝を狙えるという自信を植え付けてくれた」という。「それをつないで、さらに上のステージに上がれる人」を次期監督の条件にし「シーズン終了までには」と候補者の一本化を図ることを明らかにした。

 今季限りでユニホームを脱ぐ井口資仁内野手や、ロッテジャイアンツで今季1軍打撃コーチをつとめ、1995年にロッテに在籍したフリオ・フランコ氏ら外国人監督も候補に挙がると見られる。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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