ホークスにまた新星、2年目小澤が1軍デビューで1回無失点「緊張しました」

ソフトバンク・小澤怜史【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
ソフトバンク・小澤怜史【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

1軍初昇格で初登板「ここから登板機会を増やせるようにしたい」

 また1人、新たな若手が1軍の舞台を踏んだ。ソフトバンクの2年目・小澤怜史投手。24日の西武戦(ヤフオクD)から1軍に初昇格すると、早速、その日のうちに初登板の機会が巡ってきた。

 前日23日には3年目左腕の笠谷俊介投手が1軍初登板を果たした。その笠谷と入れ替わりで24日に1軍に昇格した小澤。出番は大量リードの9回にやってきた。

 序盤から大量点を奪ったソフトバンク。9点リードとなった9回、小澤の名前がヤフオクドームにコールされた。「今までで1番くらいに緊張しました。初回から点が入っていって、点が入るにつれ、あるかな、あるかなと思っていました」と語った初の1軍マウンド。右腕は無失点で勝ち試合を締めくくった。

 先頭の栗山を三飛に打ち取り、1軍で最初のアウトを取る。メヒアに中前安打、2死としてから森に右前安打されたが、最後は木村文をプロ初三振となる空振り三振に斬って取った。「あまり縮こまらないように、大胆にいこうと思っていました。腕はしっかり振れました」。2安打されたが、1イニングを無失点。前日の笠谷に続き、試合後にはお立ち台にも上がり、ウイニングボールも手にいれた。

 23日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で1イニングに投げていた小澤。1軍昇格の知らせを受けたのは、その日の夜のこと。「寝るのは普通に寝られたんですけど、朝6時半に目が覚めちゃいました」と、朝9時過ぎの新幹線に乗って帰福し、チームに合流した。

 2015年ドラフト2位で日大三島高からソフトバンクに入団した右腕。高校時代の最速は152キロで、4月に1軍初登板を果たした高橋純平とは同期入団だ。今季はキャンプ途中でA組に昇格し、オープン戦での登板もあったが、開幕1軍はならず。このタイミングでの1軍初登板に「自分が思っていたよりも早かったですね」と振り返った。

「ファーストストライクが取れていなかったので、そこで打たれたのかなと思います。そこを出来るようにしたい。1軍で初めて登板することが出来たので、ここから登板数を増やせるようにしたい」と語った右腕。同期の高橋といい、前日に初登板した笠谷といい、ソフトバンクに楽しみな有望株が続々と現れている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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