ホークス工藤監督、大型連勝ストップも「常に切り替えて前を向いてやっていく」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

4回5失点で4敗目の東浜に「彼がやってきたこと見てあげないと」

 25日、ソフトバンクはロッテに3-10の大敗を喫し、連勝は8でストップ。投手陣が19安打を許す展開に、工藤公康監督は「明日はしっかり勝てるように」と気持ちの切り替えを強調した。

 最下位のロッテにまさかの大敗。指揮官は「負けるときはこうなってしまいました」と、少し申し訳なさそうに切り出した。

「多くのファンが見守ってくれているので、明石くんが四球で歩いたように、点差が開いても最後までしっかりやるという姿は見せないといけない。選手は一生懸命やっていると思うし、投げて打たれるのは絶対にあること。強いて言うなら余分な四球がもったいなかった」

 14勝目を狙った東浜巨が、自己ワーストの11安打を許して4回5失点。「今日は軸となるボールがなく、試合を組み立てられなかった」と反省の言葉を述べた東浜に対し、工藤監督は「ちょっと揃え過ぎたかな。最後の決めるところが甘くなっていたね」と分析。それでも「うまくいく時もいかない時もあるのがピッチャー。そこは全部トータルして、彼がやってきたことを見てあげなきゃいけない。また次はしっかりやってくれると思います」と、これまでのチームへの貢献を含めてかばうように語った。

 チームの連勝は8で止まり、昨年同様に「9連勝の壁」を突き破ることはできなかった。ヤフオクドームでの敗戦は7月23日以来、ほぼ1か月ぶりだ。

「明日はしっかりと切り替えて勝てるように。来てくれるファンのみなさんに喜んでもらえるように。常に切り替えて前を向いてやっていくということを決めてここまで来ている。あとの2つ、しっかり勝って勝ち越せるようにしていきたい」

 東浜でカード頭の一戦を落としたことは確かに痛いが、まずは連敗しないことが大事。26日のカード2戦目は、指揮官の言葉どおりに選手が気持ちを切り替えて臨めるかどうかに注目したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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