ここ5試合の失点は1、0、1、0、0…驚異の成績刻むホークス千賀、6連勝なるか

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

26日ロッテ戦で先発へ、自身6連勝なるか

 ソフトバンクの千賀滉大投手が、昨季の自己最多タイに並ぶ12勝目をかけて、先発マウンドに上がる。26日のロッテ戦(ヤフオクD)に向けて、25日はキャッチボールなどで調整した右腕は「ここ最近、ずっといい状態で投げられているので、それを出せれたらいいかなと思っています」と意気込みを語った。

 自身5連勝中の千賀。6月4日のDeNA戦(横浜)で黒星を喫して以降、2か月以上に渡って負けていない。今季喫した黒星は、わずか2つ。左背部の張りで2度の離脱がありながらも、11勝2敗の成績は驚異的だ。対ロッテも2戦2勝。4失点しているものの、自責点はわずか1で防御率0.64の好成績をマークしている。

 勝てば、昨季の12勝に並び、ハーラートップの東浜に勝ち星で1つ差に迫る。ただ、千賀自身に勝利数への意識はない。

「勝ち星は野手の人が点を取ってくれて初めてつくもの。僕自身がどうこう出来ることではないので、長いイニングを投げることだったり、ゼロに抑えることが僕の仕事だと思うので、そこをしっかりやれたら、としか思わないです」

 連勝が8で止まり、仕切り直しとなる一戦。翌27日は、左肘遊離軟骨除去手術で離脱していた和田毅投手が先発で復帰する。いい形でバトンを渡したいところだが、「僕が負けても、和田さんは勝ってくれると思いますよ。僕はしっかり投げて、いい気分で和田さんのピッチングを見られるようになれたら、と思います」とニヤリと笑う。

 ここ5試合は1、0、1、0、0失点と、ほとんど点を失っていない。貫禄すら漂い出している千賀。この男がマウンドに立つ限り、ソフトバンクが連敗するとは考えにくい。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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