「全部がズレていた」―ソフトB千賀、1か月半ぶり4失点超&2か月半ぶり黒星

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

6回3失点で今季3敗目、上林と柳田がレーザービーム送球で「救ってくれた」が…

 ソフトバンクの千賀滉大投手が一発に泣かされた。26日のロッテ戦(ヤフオクD)。今季11勝をマークしていた鷹の大黒柱が角中、ペーニャに本塁打を浴びて6回3失点。今季2戦2勝だったロッテに初黒星を喫し、今季3敗目となった。

 2回。四球で出したペーニャを一塁に置き、角中にフルカウントからの6球目、甘く入ったストレートを右翼席へと運ばれた。先制点を献上する2ランだった。4回には甘く浮いたフォークをペーニャに左翼席上段まで飛ばされるソロ。失点はこの2本塁打による3点だけだったが、今季ワーストの5つの四球を出しており、乱調は明らかだった。

「良くないなりにどうにかしたかった。ズルズルといって、調子を戻すことが出来なかった」。試合後はこう言葉を並べた千賀。5連勝中だった右腕に黒星がついたのは、6月4日のDeNA戦(横浜)以来、約2か月半ぶりだった。

 千賀自身は「全部がズレていた。どうにか出来なかった。結果だけを見れば、そう(3点)ですけど、バヤシ(上林)とギータさん(柳田)が(好返球で)救ってくれた。あれが無かったら、あそこで代わっていた」と振り返る。6回には連続四球でピンチを招いたが、角中の右前安打、福浦の中前安打で、それぞれ上林と柳田が本塁へのレーザービーム送球で走者を刺し、失点を防いでいた。

工藤監督が擁護「いけるところまでいくというのでいい」

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