片道5時間かけて来場するファンも…日本ハムが実施するイベントの魅力とは

ファイターズ事業統轄本部の橋本拓哉氏が語る思いとは…

 札幌ドームを歩き回り、イベントを見ているうちに、子供向けや学生向けのイベントになぜ力を入れているのか、さらには、どのような思いでこのようなイベントを行っているかという点が気になり、北海道日本ハムファイターズ事業統轄本部の橋本拓哉氏に話を伺った。

――アルキタ・シゴトガイドぼくたちのボールパーク2017などのお子様向け、学生向けイベントに力を入れている理由は何ですか。

橋本氏:「アルキタ・シゴトガイドぼくたちのボールパーク2017」はこれまでにも、何年も続けて実施していたものでした。8月は夏休みということもあり、たくさんのお子様たちに足を運んでもらいたいということがきっかけでした。また、今年は北海道に移転して14年目のシーズンとなりますが、小さい頃に球場に連れていってもらっていた人が大人になり、自分の子供たちを球場に連れてくるという文化がまだ完全に根付いていないと思うので、子供のうちにたくさん来ていただくきっかけを作るためにもこのようなイベントをやっています。

――子供向けイベントを行うことで将来的にどのようなことを望んでいますか。また、どのような思いでイベントを開催されているのでしょうか。

橋本氏:まずはファイターズを好きになってもらうきっかけであったり、すでに好きな子にはもっと好きになってもらったりだとか、それが親子の話題になるきっかけとなればと思っています。また、参加した子供たちが親の立場になり、その子供たちに「お父さんも、お母さんも体験したからやってみよう」って流れにつながれば、なお良いですね。北海道に根付いた活動を行い、愛される球団になれたら良いなと思っています。

――ファイターズ球団ならではのイベントの魅力や強み、オススメしたいポイント、そしてこれは知ってもらいたいという点などがありましたら教えていただけますか。

橋本氏:力を入れているという点で言うと、来場されたお客様を暇にさせないということを心掛けています。マイナス面を改善するということにも取り組んでいるのですが、プラス面をさらに伸ばしていこうとも考えています。今まではイニング間にCMを流して、告知をすることが多かったのですが、これを変えていこうと。SUSHIカメラなどを行うことでお客様をたくさん巻き込んでいく。そしてより多くの人に手をたたいていただいたりすることで、楽しんでもらうという機会を増やしています。また、今日であれば「白衣の天使サマー」という“彼女が看護師”のカップルを招待する、一風変わった企画もしております。忙しくてなかなか足を運べない職業の方への企画チケットを作っているので、そのようなこともしているということも皆様に是非とも知っていただきたいですね。

「丁寧な接客」は球団としての財産の一つ

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