侍U-18代表、ようやく野球道具が届く 徳山は投球練習「いつでもいける」

国際球の感触を確かめた徳山壮磨【写真:沢井史】
国際球の感触を確かめた徳山壮磨【写真:沢井史】

ようやく万全な状況で練習、ブルペンで徳山の球を受けた中村は絶賛「質が良い」

 侍ジャパンU-18代表は8月30日(日本時間8月31日未明)はカナダ・サンダーベイにて午前、午後と2会場で練習を行った。一晩明け、体調もようやく整った選手が増え、前日は届いていなかった野球道具がすべて揃い、万全な状況で練習を行うことができた。

 午前の練習では投手陣が続々とブルペン入り。今春のセンバツを制した大阪桐蔭のエース・徳山壮磨は66球を投げ、国際球の感触を確かめた。

「国際球はすごく滑りやすい。特に変化球は滑るので、いつも以上に神経を使って投げました。でも、コントロールが難しいので、そのあたりをしっかり調整していきたいです」。この日は中村奨成(広陵)が途中から球を受け「全国で勝てる投手の球は質が良い」と絶賛された。そんな中で、投内連係では常に先頭に立つなど責任感は強い。
 
 初の海外ということで、前夜の長時間のフライトに「疲れました。昨日は夜9時に寝て朝の5時に目が覚めてしまって、そのまま眠れなかったんです」。ただ、慣れない環境で、疲れを取ることに専念したようだ。2日後の開幕に向け「いつでもいける準備はしています。外国人の打者はどんな球でも振ってくるイメージがあります。ストライクゾーンを大きく使って抑えられれば」と、登板予定が現時点で未定でも万全の準備を進めていく構えだ。

 何よりエース番号である18番をつけての大会となる。「(大阪桐蔭監督の)西谷先生に“期待されているんやぞ”と言われたのですが、自分は“たまたまじゃないんですか”と言いました。それでもそういう風に見ていただいているのは嬉しいです。(歴代にすごい投手が背負った18番に関して)自分もそういう投手になりたいです。大阪桐蔭の代表としても恥じないピッチングをしたいです」と意欲は十分だ。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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