侍U-18代表ムードメーカー増田、清宮主将をサポート宣言「キヨは真面目」

「自分が笑顔でいて、チームの雰囲気を良くできれば」と語る増田珠【写真:沢井史】
「自分が笑顔でいて、チームの雰囲気を良くできれば」と語る増田珠【写真:沢井史】

今夏甲子園から中村と仲良し「野球以外の話で盛り上がる」

 第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップの開幕を翌日に控えた侍ジャパンU-18代表は8月31日(日本時間9月1日)、第1戦が行われるポートアーサースタジアムで練習を行った。

 約2時間の練習時間はノックやフリー打撃で汗を流した。中軸打者として期待される安田尚憲選手(履正社)は、球場の広さを確認しつつ「(思ったよりは)どちらかというと狭い球場なので、三塁打などの長打は出にくいと思います。守備では中継をしっかり繋がないとダメですし、ランナーとしても1つでも先の塁を狙いたいです」と意気込んだ。

 同じ強打者として期待される増田珠選手(横浜)は、バットだけでなくチームの精神的支えとしても勝利に貢献するつもりだ。同29日に開かれたミーティングでは、キャプテンを務める清宮幸太郎選手(早実)に選手のみのミーティングを行うことを勧めた。その理由について「国際大会で急造チームなので、選手同士でコミュニケーションを取っていくことは大事」と説明。約10分間だったが「すごく充実していました。キヨ(清宮選手)は真面目なんです。キヨは頭が良くてすごく良いことを言っていました。キヨが1人になってしまわないよう、自分がサポートしてあげないと」と、大所帯の横浜高で副主将を務めた経験を生かしていく。

 増田選手と言えば、試合中も絶えない笑顔がトレードマーク。「自分が笑顔でいて、チームの雰囲気を良くできれば」とムードメーカーとしても一役買う。中村奨成選手(広陵)とは、今夏の甲子園開幕前に報道陣からの撮影依頼に一緒に応じたことをきっかけに話をするようになり、今回の代表の中でも仲が良い。「野球以外の話で盛り上がることが多いんです。そんな風にコミュニケーションを取って(仲を)深められたら」と、ここでも笑顔。持ち前のキャラクターで、優勝を目指す日本ベンチを和ませる。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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