1安打1打点の清宮、フェンス際への大飛球に悔しげ「しっかり入れたかった」

メキシコ戦で自身大会初となるヒットを放つ侍ジャパンU-18代表・清宮幸太郎【写真:Getty Images】
メキシコ戦で自身大会初となるヒットを放つ侍ジャパンU-18代表・清宮幸太郎【写真:Getty Images】

柵越えにわずかに届かず、笑顔で「風に戻されたかなという感じです」

 侍ジャパンU-18代表は1日、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)の初戦でメキシコ代表に10-1で快勝した。「4番・一塁」で先発した主将の清宮幸太郎(早実)は、犠飛を放つなど3打数1安打1打点1死球。7回には大飛球を放ったものの、わずかに柵越えとはならず、「しっかりスタンドまで入れたかったです」と悔しさをにじませた。

 日本は2回に藤原のレフト線を破る走者一掃のタイムリーツーベースで3点を先制。清宮は3回1死で外角への直球をレフト前へ運び、技ありの今大会初ヒットを放った、さらに、2点差に迫られた直後の5回にはきっちりと犠飛。貴重な追加点をもたらした。

 そして、球場を沸かせたのは7回。日本は安田のタイムリーで4点差として、清宮が打席へ。初球の直球を捉え、右中間方向への大飛球となったものの、最後はライトがフェンス手前でキャッチ。わずかに飛距離が足りず、高校通算110本目の本塁打とはならなかった。

 試合後、TVインタビューに答えた清宮は「(打撃は)悪くはなかったですけど、フェンス際で取られたやつはもうちょっとしっかりスタンドまで入れたかったです。風に戻されたかなという感じです」と笑顔。今後へ向けて「ヒットの延長が入ればいいなと思います」と誓った。

 さらに「初戦だったんですけど、みんなすごくいい雰囲気の中でやれてましたし、物怖じもしてなかった。いい勝ち方できたと思います」と主将としての責任感もにじませた主砲。第2戦のアメリカ戦に向けて「映像も見ながら対策練るところ練って、それでも相手に合わせるんじゃなくて、自分たちの野球ができればいいなと思います」と誓っていた。

(Full-Count編集部)

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