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涙の楽天則本「勝ちたかった…」 8回ゼロ行進も、9回サヨナラ打で10連敗

連敗を止めるべく上がったマウンドで、最後に待っていたのは残酷な結末だった。

マウンド上で顔をおさえる楽天・則本昂大【画像:(C)PLM】
マウンド上で顔をおさえる楽天・則本昂大【画像:(C)PLM】

力投も打線の援護なく…「結局はヒット。残念な1点になってしまった」

 力投も実らなかった。3日のソフトバンク戦(ヤフオクD)、0-0で迎えた9回。サヨナラ負けを告げる走者がホームに生還すると、楽天・則本は膝からガックリと崩れ落ちた。肩を落とし、しばらくその場から動けず、ベンチでは涙した。連敗を止めるべく上がったマウンドで、最後に待っていたのは残酷な結末だった。

 試合後には「勝ちたかったですね…。昨日も決起集会やって、もう1回ここから残り試合頑張ろうということだったので、今日は絶対に勝ちたいなという思いはあったんですけど、残念な結果になってしまった」と肩を落とした則本。この日、エースは、エースたる投球を見せていた。

 初回1死三塁とされるも、中村晃、柳田の3、4番を打ち取り、ピンチを脱出。2回2死からは圧巻の4者連続三振を奪った。8回まで、ほぼ完璧と言えるピッチングで、ゼロを並べ続けた。だが、打線の援護がない。走者を出せども、最後の1本が出ずに、9回まで均衡が崩れなかった。

 そして迎えた最終回。味方は点を奪えず、裏を迎えた。ここまで球数は101球。「9回も志願していったので、ゼロで帰りたかったというのはありますけどね。疲れは特になかったですし、今日はペース配分もうまく出来ていた」。余力は残っていた。だが、与えてはいけない1点を与えてしまった。

 1死から今宮に中前安打を浴び、中村晃は犠打。柳田を歩かせ、2死一、二塁となった。デスパイネに投じた初球、144キロの真っ直ぐを弾き返された。中堅への強烈なライナー。突っ込んだ島内のグラブに収まらず、グラウンドにこぼれた。

 右腕には残酷なサヨナラ負け。チームの連敗は2005年以来、12年ぶりとなる10連敗まで伸びた。「うまく打たれたとは思いますけど、結局はヒットでサヨナラになってしまったんで、残念な1点になってしまったかなと思います」。連敗ストップを期してマウンドに立った則本。鬼気迫る圧巻のピッチングを見せても、チームの悪い流れは止まらなかった。

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