オリックス、鷹の眼前胴上げ阻止 福良監督は3発助っ人称賛「マレーロ様様」

オリックス・福良淳一監督【写真:荒川祐史】
オリックス・福良淳一監督【写真:荒川祐史】

マレーロが先制、勝ち越し、ダメ押し弾

 オリックスが目の前での胴上げを阻止した。13日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。マレーロが3打席連発4打点の活躍で、マジックを4としていたソフトバンクに快勝し、福良淳一監督は「マレーロ様様ですね。全部大きい、3本ともね」と、同点、勝ち越し、だめ押しと3本のアーチをかけた助っ人のバットを称賛した。

 マレーロは、2回に先制の14号ソロを放つと、同点とされた4回には無死二塁から勝ち越しの15号2ラン。さらに6回には16号ソロと1人でバンデンハーク1人を沈めた。これまで10戦9敗と未勝利だった右腕に初めて土をつけ、指揮官は「(打ったのは)マレーロ1人でしょう。ただ、今日はなんとなくいいものもあった」とした。

 先発の金子千尋は7回まで投げ、4安打2失点で11勝目をマーク。2回にデスパイネに同点ソロを浴びたが、7回1死満塁のピンチでは、本多の併殺崩れの間の1点でしのいだ。エースの力投を、福良監督は「金子はよく投げてくれた。さすがですね。要所は締めてくれた」と称えた。

 楽天が敗れたためにソフトバンクのマジックは「3」に減ったが、最短Vの可能性があった14日の優勝は消滅。目の前での胴上げの可能性はなくなったが、福良監督は「ウチは1試合1試合やっていくだけですよ。そこ(目の前で優勝させたくないというの)はないでしょう」と話していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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