楽天・梨田監督、CS進出も浮かない表情 逆転負けでの決定に「寂しい話」

7回再逆転許した則本に「悪いことが重なってしまった」
楽天が痛恨の逆転負けを食らった。24日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。1点ビハインドの7回、一度は逆転に成功しながらも、その裏にエース則本が捕まり再逆転を許して敗戦。梨田昌孝監督は「一発は打たれたけど、我慢して投げていた。四球とエラーは野球に付き物だけど、一番悪いタイミングで出たかな」と、再逆転を許した7回の守備を嘆いた。
7回2死一、二塁で茂木が8月9日の日本ハム戦(Koboパーク宮城)以来の一発となる16号3ランを放って試合をひっくり返したが、その直後に則本が乱れた。先頭の今宮の三ゴロをウィーラーが弾く失策。続く中村晃には四球を与えると、松田に左前適時打、福田に左中間を破られる2点適時二塁打を浴びた。この日で4年連続200奪三振を達成した右腕だったが、苦い逆転を許し、指揮官は「あそこを1点でしのげていたらね。悪いことが重なってしまった」とした。
ただ、打線は4か月ぶりに1軍で先発した攝津の前に、6回までわずか3安打に封じられており、状態は良くない。2位西武が勝ったため、その差は3ゲームに拡大した。一方で、4位オリックスが西武に敗れたため、クライマックスシリーズ進出は決まったが、梨田監督は「それも寂しい話だね」と表情は浮かなかった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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