井口資仁、引退試合で劇的同点2ラン ロッテは延長12回サヨナラ勝利で花道

井口の現役最後の打席は右飛、鈴木大地がサヨナラ打

 ロッテが井口資仁内野手の引退試合をサヨナラ勝利で飾った。24日のZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦。9回に井口がバックスクリーン右へ劇的な同点2ランを放つと、延長12回に鈴木がサヨナラ打。4-3で勝利した。井口の現役最後の打席は右飛だった。

 ロッテの選手は全員が背番号「6」のユニホームで試合に出場。井口は「6番・DH」でスタメンに名を連ねた。

 井口は2回の第1打席で相手先発・高梨からレフト前ヒット。NPB通算1759本目、日米通算2253本目の安打を放つも、後続が倒れて得点にはつながらなかった。

 ロッテは3回に加藤が先制弾。しかし、南が7回に中田、レアードにタイムリーを浴びて逆転されると、8回には大谷が西川に適時打を浴びて2点差とされた。

 しかし、9回にZOZOマリンが大興奮に包まれる。2点を追うロッテは先頭・清田がヒットで出塁し、無死一塁で井口が打席へ。日本ハム守護神・増井の149キロ直球を捉えると、バックスクリーン右へ飛び込む同点2ランに。現役最後の打席で井口らしい右方向への大きな当たりを放ち、試合を振り出しに戻した。

 これがNPB通算251本目、日米通算では295本目のホームランに。ZOZOマリンは大熱狂に包まれ、スタンドには涙を流すファンもいた。

 井口は延長11回の先頭で現役最後の打者を迎えるも、鍵谷の前に右飛。ロッテは負けがなくなった延長12回に先頭・肘井が二塁打で出塁すると、その後、1死二、三塁にチャンスを広げてキャプテンの鈴木がライトへサヨナラ打。井口の劇的同点2ランを生かして勝利し、引退試合を飾った。

 井口はNPB通算1915試合出場、6512打数1760安打、251本塁打、1017打点、日米通算では2408試合出場、2254安打、295本塁打、1222打点で現役生活を終えた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY