ロッテ二木、完璧投球も8回降板…伊東監督「本人がいいと言ったので」

ロッテ・二木康太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・二木康太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

プロ入り初の完封目前で降板、内が打たれ今季8勝目も逃す

 ロッテ二木の今季8勝目が寸前でこぼれ落ちた。岸との投げ合いとなった4日の楽天戦で8回まで116球、5安打7奪三振無四球で無失点と楽天岸と完璧なピッチング。プロ入り初の完封も目前と思われたが、8回で降板した。

「(9回も)投げさせたかったが、本人がいいと言ったので」と伊東監督。1-0の9回に内が登板したが、これが裏目。2死一、二塁で聖澤をカウント1-2と追い込みながら高めに抜けたスライダーを中前に同点打とされた。ロッテはそのまま1-1で引き分けた。

「調子はめちゃくちゃ良かった訳ではなかったが、上手くまとめる事は出来たと思う。一番は四球が無かったこと」と二木。今季1失点完投は2度あるが、プロ入り3年目の二木には完封がない。勝っていれば9月19日の西武戦、26日のソフトバンク戦に続く3連勝だった。

 規定投球回まであと1回2/3。10日の楽天との今季最終戦に登板する見込みで、指揮官は「イニング数を投げるのは大事なこと。オフにしっかり身体をケアして、来年いい感じでスタートできれば」と、ローテーション投手として本格的な一本立ちを願っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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