前田健太が9球白星、敵主軸を真っ向勝負で3者斬り「力勝負でいった方が…」

今季地区シリーズに初登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
今季地区シリーズに初登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

5回1死から5球で2死、回またぎの6回も4球で三振奪う

 ドジャース前田健太投手が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第2戦で完璧救援を披露し、自身初となるプレーオフ白星を飾った。前田の好投と打線の爆発で、チームは2連勝を飾り、地区シリーズ突破に王手を掛けた。

 打者3人を9球で仕留めた前田が、6回1死でマウンドを下りた時、本拠球場を埋めた満員の地元ファンが拍手で送り出した。右腕は「大した場面では投げてないんで」と笑いながら振り返ったが、その3アウトが勝敗の分かれ目となったことは、誰の目にも明らかだった。
 
 5回1死から3番手で登板すると、まずはポロックをスライダー3球で空振り三振。続くゴールドシュミットを2球で遊ゴロに打ち取り、1点リードを死守。打線が5点リードに広げた6回には、強打者マルティネスを4球で空振り三振とし、試合の流れをガッチリ引き寄せた。

 先発と中継ぎ。いつもと違う役割での大仕事に「プレッシャーもあった」と明かす。だが、ポロックから並ぶ右打者3人とは好相性。それぞれ通算成績は、ポロックが打率.167、ゴールドシュミットが.240、マルティネスは6打数無安打で「僕があの3人を抑えているっていうデータもありましたし、僕自身、そんなに悪いイメージじゃなかった」と真っ向勝負を挑んだ。

 中継ぎ登板では、同じ打者と2度当たることはほとんどない。「あまり一発が(ある)って考え過ぎると逆効果になってしまう。コントロールっていうよりも、力で押していこうかなっていう感じで投げた。短いイニングでしたし、力勝負でいった方が長打の確率は減るのかな、と」と、中継ぎのメンタリティに切り替えたことが奏功した。

 終わってみれば、自身初のプレーオフ白星も転がり込んできた。「正直先発で勝ちがつかないと、あまり意味がない。たまたま投げた場面が勝ちがついたんで」と話すが、どういう形であれ、チームの勝利に貢献できたことがうれしい。

「ポストシーズンですし、自分の勝ちよりチームの勝ちに意味がある」

 前田の活躍で2勝目を飾ったドジャースは、舞台を敵地アリゾナに移し、9日(同10日)の第3戦でスイープを狙う。先発のマウンドに上がるのはダルビッシュ有。1995年以来、ドジャースが地区シリーズで2連勝スタートを飾ったのは、2008年と2009年に続く3度目の出来事だ。これまで2度はいずれも3連勝でリーグ優勝決定シリーズを進出を決めている。2度あることは3度ある。第3戦はダルビッシュの快投が期待される。

(Full-Count編集部)

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