田中将大、敗退危機でエースの仕事「こういう試合に勝つためにここに来た」

自身ポストシーズン初勝利を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
自身ポストシーズン初勝利を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

負けたら敗退の状況で7回零封の快投「こっちに来てから1番大きな勝利」

 ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)、インディアンスとの地区シリーズ第3戦に先発。7回3安打無失点7奪三振1四球の快投でポストシーズン(PS)初勝利を挙げ、負けたら敗退という崖っぷちの状況で本拠地に戻ってきたヤンキースを救った。エースとしての役割を果たし、地区シリーズ突破に望みをつないだ右腕は「こういうゲームに勝つためにここに来た」と振り返った。

 相手先発カラスコとの投手戦を制し、ヤンキースを勝利に導いた田中。試合後の記者会見では、「こういうゲームに投げて勝つためにここに来たと思っているので。前回(2015年)僕はプレーオフで、ワイルドカードゲームで投げた時は負けてしまいましたけど、今回こういう状況の中でこういうゲームに勝てたということが、こっちに来てから1番大きな勝利なんじゃないかなと思っています」とうなずいた。

 4回は1死でキプニスに三塁打を許すも、3番ラミレス、4番ブルースをスプリットで連続空振り三振。6回1死一塁の場面では、リンドーアに大飛球を浴びたが、ジャッジが201センチの長身を生かして“ホームランキャッチ”。田中を救った。

 7回92球を投げて無失点に抑えると、その裏にバードが値千金のソロ本塁打。ダグアウトの裏でテレビで見ていたという田中は「ガッツポーズがやっぱり出ましたね。『ヨシ!』ってなりましたしね」と笑みを浮かべて振り返った。

 崖っぷちで望みをつないだヤンキース。9日(同10日)の第4戦はセベリーノが先発する。

(Full-Count編集部)

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