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ハム西川、3割打者リーグ最少危機を救えるか…今季最終戦で打率3割に挑戦

日本ハムは9日、敵地コボスタ宮城の楽天戦で、2017年公式戦の最終試合を迎える。すでに順位は確定し、興味は、日本でのラストゲームになるかもしれない大谷翔平に集中しているが、もう1人、注目すべき日ハム戦士がいる。西川遥輝だ。

日本ハム・西川遥輝【写真:田口有史】
日本ハム・西川遥輝【写真:田口有史】

パ・リーグで3割超え最少人数は「3」、今季ここまで秋山と柳田の2人のみ

 日本ハムは9日、敵地コボスタ宮城の楽天戦で、2017年公式戦の最終試合を迎える。すでに順位は確定し、興味は、日本でのラストゲームになるかもしれない大谷翔平に集中しているが、もう1人、注目すべき日ハム戦士がいる。西川遥輝だ。

 西川は現在39盗塁。すでに全日程が終了した西武の源田壮亮が37盗塁なので、2年ぶり2回目の盗塁王が確定的だが、打率は.296(541打数160安打)でパ・リーグ3位につけている。

 西川の上には、西武の秋山翔吾.322、ソフトバンクの柳田悠岐.310の2人がいる。つまり、今季のパ・リーグは2人しか3割打者がいないのだ。

 80年を超すNPBの歴史の中で、1リーグ時代には1度だけ「3割打者不在」のシーズンがあった。1942年だ。この年は巨人の呉昌征が.286で唯一「2割台の首位打者」になっている。また翌1943年も3割打者は1人だけ。同じく巨人の呉が.29966の四捨五入で辛うじて3割に滑り込み、2年連続の首位打者になっている。当時は戦前のことでもあり、ボールが粗悪で反発係数が低かったため、極端な投高打低だったのだ。

 2リーグ分立後、セ・リーグでは3割打者が2人というシーズンが4回、1人というシーズンが4回あった。しかし、パ・リーグは1966年と1992年に3人という年があっただけで、「3割打者が2人」というシーズンは一度もなかった。

 今季のパ・リーグ6球団のチーム打率は.250ちょうど。昨年は.259だから一挙に9厘も下がった。ただし、投手の防御率は2016年が3.65、2017年が3.67と下がっている。

 投手の防御率が下落したのは、総被本塁打数が2016年の616本から2017年の787本と激増しているからだ。その反面、被安打数は7409本から7079本と減少している。つまり、一発を打つパワー打者は増えたが、コツコツ安打を積み重ねる打者が減ったということだ。単純に「投高打低」とは言えないが、今季のパ・リーグの野球は、かなり変化したということが言えよう。

 シーズン最終戦で、西川が3人目の打率3割をクリアするためには、以下の条件が必要になる。

3打数3安打 打率.2996(繰り上げで3割)
4打数4安打 打率.3009
5打数4安打 打率.3004
5打数5安打 打率.302

 西川遥輝は昨年、初めて打率3割となる.314をマークし、リーグ2位となった。打者にとって「打率3割」は勲章だ。かなり厳しい条件だが、何とか頑張ってパ・リーグ「3人目の3割」をクリアしてほしいものだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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