ダルビッシュ6回途中1失点の好投 白星権利も…頭部死球与え降板、敵地大ブーイング

ダイヤモンドバックス戦に先発したドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックス戦に先発したドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

勝てば地区シリーズ突破のドジャース、ダルビッシュは敵地で大ブーイング浴びながら降板

 ドジャースのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦に先発。5回0/3を2安打1失点7奪三振で自身ポストシーズン(PS)初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。5回まで好投していたが、6回の先頭打者へ頭部死球を与えたところで降板。敵地のファンから大ブーイングを浴びながらマウンドを降りた。ドジャースは本拠地で2連勝を飾り、敵地での第3戦へ。勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出となる一戦で右腕は2点のリードを守ってマウンドを降りたが、後味の悪い降板となった。

 初回には、先頭テイラーの二塁打などでチャンスを作ると、ベリンジャーの一ゴロの間に1点を先制。なおも2死一、二塁のチャンスだったが、プイグは中飛に倒れた。

 その裏、ダルビッシュは先頭ペラルタをスライダーで3球三振に仕留める。マルテには意表を突いたセーフティーバントを許すも、ゴールドシュミットをスライダーで中飛、マルティネスは97マイル(約156キロ)の直球で遊ゴロに打ち取った。

 2回はラムを空振り三振、ポロックを遊飛、デスカルソを見逃し三振。3回もマシスを一ゴロ、グリンキーを三ゴロ、ペラルタはニゴロとわずか7球で3人を片付け、2イニング連続の3者凡退とした。さらに、4回は2番からの好打順を3者連続三振。すると、ドジャースは5回、2死からベリンジャーがレフトスタンドへポストシーズン初本塁打。貴重な追加点を奪った。

 その裏、ダルビッシュはラムを空振り三振で4者連続三振。さらに、ポロックを三ゴロと簡単に2死を奪った。これで1回途中から13打者連続アウト。しかし、続くデスカルソには真ん中付近に入ったスライダーを右翼席に運ばれ、1点差とされた。

 それでも、直後の6回にはバーンズがレフトへソロ弾。3-1となりダグアウトのダルビッシュも思わずガッツポーズを繰り出した。その後、1死三塁の好機でダルビッシュに打席が回るも、三ゴロに倒れてさらなる追加点は奪えない。

 その裏、ダルビッシュは先頭ウォーカーに粘られると、8球目の94マイル(約151キロ)が頭部付近へ。ヘルメットに直撃した。場内は大ブーイングに包まれ、順調だったダルビッシュはここで降板。再び沸き起こった大ブーイングを浴びながら、ダグアウトに戻った。

 それでも、ドジャースはシングラーニ、モローとつないで、この回の失点はなし。ダルビッシュは74球(ストライク52球)でマウンドを降りることとなった。

(Full-Count編集部)

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