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ダルビッシュ決死のマウンドでPS初勝利「息の根を止めるつもりでいった」

自身ポストシーズン(PS)初勝利も手に入れたダルビッシュは、試合後の会見で突破を喜びながらも「あと8勝しなければいけない」と、ワールドシリーズ優勝に向けて気を引き締めた。

自身ポストシーズン初勝利を挙げたドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
自身ポストシーズン初勝利を挙げたドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

地区S突破も冷静、目標は世界一「あと8勝しなければいけない」

 ドジャースが9日(日本時間10日)、ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦で3-1と勝利し、無傷の3連勝で2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。勝てば勝ち抜けが決まる大一番で先発したダルビッシュ有投手は、5回0/3を2安打1失点7奪三振の力投で、チームを2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出に導いた。自身ポストシーズン(PS)初勝利も手に入れた日本人右腕は、試合後の会見で突破を喜びながらも「あと8勝しなければいけない」と、ワールドシリーズ優勝に向けて気を引き締めた。

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 シャンパンファイトを終え、会見場に姿を現したダルビッシュは、冷静にこの日の勝利を振り返った。敵地チェースフィールドは、普段は屋根が締まっているが、この日は屋根が開いた状態での試合。砂漠地帯で空気が乾燥していることもあり、変化球の曲がりは「ブルペンでもよくなくて、全て完璧に投げないと曲がってくれなかった」と振り返る。

 それでも、立ち上がりから快調に飛ばした。初回1死からマルテにセーフティバントを許した後は、打者13人を連続凡退。5回2死からデスカルソに右翼席にソロ弾を運ばれたが、安定感のある投球を披露した。6回のマウンドでは、先頭ウォーカーの頭部付近に死球を当てて、ロバーツ監督は2番手シングラーニの投入を決意。この時の指揮官の決断について「王手を掛けている状態で、相手に1勝も与えたくない。自分が監督でもブルペンを注ぎ込むと思っていたので、仕方ないと思います」と納得の降板だった。

 試合前、ロバーツ監督に「明日からアリゾナはオフシーズンを迎え、僕たちはLAに帰ります」と勝利を宣言。監督も「その通りだ」と自信を持って、先発マウンドに送り出した。ダルビッシュは「ここで負けたら向こうがノッてくるし、チームが不安になる可能性があった。短いイニングでもいいから息の根を止めるつもりでいった」と心境を明かした。

 その言葉を体現するピッチングでチームを勝利に導いた右腕。それでも「自分としてはDS(地区S)を勝ち抜いたことに喜びは感じていない。みんなが喜んでいるのを見て喜ぶタイプ。あと8勝しなければいけないので」と冷静さを失わず。目標はあくまでワールドシリーズ優勝。仕事はまだ残っている。

(Full-Count編集部)

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