紅白戦でホームランのホークス松田、無観客でもスタンドへ「熱男~!」
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チームの雰囲気作りに余念のないベテランの心遣い
クライマックスシリーズに向けて、予行演習はバッチリ?
2年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクは12日、18日から始まるCSファイナルステージに向けてヤフオクドームで2度目の紅白戦を実施した。6回、白組の5番に入った松田宣浩内野手が、4番の内川聖一に続く2者連発の本塁打を放った。
6回無死で、紅組の5番手・松本裕樹のボールを捉えると、打球は快音を響かせて左翼ホームランテラス席へ。CSファイナルステージ初戦が6日後に迫る中での1発。ダイヤモンドを一周し、白組のチームメートとハイタッチを交わすと、観客がいないにも関わらず、チームメートの振りもあって右翼席に向けて「熱男~!」。まさかの“無観客パフォーマンス”まで飛び出し、試合後は「最高やったね。今年25回目。気持ち良かった~」とご満悦だった。
チームのムードメーカーとして、紅白戦中にも声を張り上げてチームの雰囲気を作っている松田。CSに向けて進める調整の中で、この日から1つのアイデアを取り入れた。紅白戦中、ビジョンには、昨日から始まった紅白戦の、紅組、白組の勝ち数を示す表示が。これは松田の発案で「同じチーム同士でも勝敗を意識するとモチベーションも違ってくる。目に見えるものがあるとね。勝ったら嬉しいし、負けたら悔しいとなる」と話していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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