前田健太が日本人投手3人目のPS2勝目、ドジャースが逆転勝ちで先勝に成功

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

同一PS2勝は2007年松坂大輔、2008年黒田博樹に続く快挙

 ドジャース前田健太投手が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で1回を無安打無失点の完璧救援で、今季ポストシーズン(PS)2勝目を飾った。カブスに先制点を許したドジャースは、テイラーとプイグのソロ弾などで5-2で逆転勝利。1988年以来のリーグ優勝に向け、先勝に成功した。

 2-2の同点で迎えた6回1死の場面で3番手として登板した前田は、コントレラスを1球目スライダーで遊撃ゴロに仕留めると、先制2ランのアルモラJr.をカウント1-1から3球目95マイル(約153キロ)速球で三塁ゴロ。わずか4球で2アウトを奪った。

 その裏に先頭テイラーが右中間席に飛び込むソロ弾を放ち、勝ち越しに成功。7回のマウンドに戻った前田は、先頭ラッセルを初球で左飛としたところで降板。わずか5球で打者3人をアウトに仕留める完璧救援を披露した。

 打線は7回にもプイグのソロ弾などで2点を加えてリードを広げると、8回からは守護神ジャンセンが登板。カブス打線を圧倒し、ドジャースは5-2で初戦を白星で飾った。

 前田は地区シリーズ第1戦に続き、今季PSで2勝目をマーク。同一PSで2勝を挙げるのは、2007年松坂大輔(レッドソックス)、2008年黒田博樹(ドジャース)に次ぐ日本人投手3人目の快挙となった。本来の先発から中継ぎに配置転換され、“右のスペシャリスト”として大活躍の前田。1988年以来のリーグ優勝を狙うドジャースで勝利のカギを握る重要な存在となっている。

(Full-Count編集部)

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