ソフトBに有利? 西武&楽天は先発3人消耗も、工藤監督「そんな考え方してない」

ソフトバンク・工藤公康【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康【写真:藤浦一都】

CSファイナルへ向けてケース打撃、「1つのボールに集中することが大事」

 16日、ソフトバンクはヤフオクドームで全体練習を行った。この日は投内連係とケース打撃が中心で、サインプレーを改めて確認していった。

 前日までは紅白戦で実戦練習を積んできたソフトバンクだが、16日、17日はより細かなサインプレー等を確認。工藤公康監督は「試合の中で(1つのプレーが)勝敗を決定することがある。意識づけはすごく大事」と、この日の練習を振り返った。

 練習ではバント失敗や送球ミスも見られたが「何でも100%成功するわけじゃないし、練習すれば気づきもある。失敗したからこそ『次はこうする』という意識にもつながる」と、練習の意味合いを改めて語った。

「勝っている状況がすべてじゃない。点を取られた後の1点を取り返すことも大事になる。すべて打てるケースだけではないから、そこはいろいろと考えてコーチも指示してくれている。当日の朝になれば緊張もするだろうし、緊張しない選手はいない。選手それぞれで緊張の度合いも違うだろうが、打つにしても守るにしても1つのボールに集中することが大事」

 CSファーストステージが3戦までもつれたことで西武、楽天ともに先発3枚を消耗し、勝ち上がってもファイナル初戦の先発選びが難しくなってくる。ソフトバンクにとっては有利だが、指揮官は「そんな考え方はしていない。出てきた投手に対して自分たちの戦いを一戦、一戦やっていくだけ」とキッパリと答えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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