ロバーツ監督が前田健太“フル回転”宣言「連投できる。彼は回復力がある」

地区シリーズでは2連投、ここまでPS登板3戦は全てパーフェクト救援

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が16日（日本時間17日）、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦以降で、前田健太投手を連投を含めたフル回転で起用すると宣言した。

　シーズン中は先発ローテの一角を守った前田は、ポストシーズン（PS）から救援に配置転換。地区シリーズでは第2戦と第3戦に、それぞれ1イニングずつを投げて3者凡退。合計2イニングを無安打無失点に抑えた。リーグ優勝決定シリーズでも第1戦に3番手として登場し、わずか5球で打者3人を退けていた。

　17日（同18日）の第3戦以降の舞台となる敵地シカゴに移動する前、電話会見に応じたロバーツ監督は「ここからの3試合で、ケンタを躊躇なく連投させられるか？」という質問に対し、「イエス」と力強く答えた。「ケンタは連投できる。彼は回復力があるしね」と必要とあらば、積極的に起用する方針を明かした。

“右打者キラー”として、これまで1試合1イニングで投げてきたが、本来は先発なだけにロングリリーフもできる強みを持っている。長いイニングでも短いイニングでも使えるマルチな才能を持つだけに、あらゆる試合展開で起用でき、指揮官にとって大きな武器とも言える。

　ロバーツ監督が「連投に関しては何の心配もしていない」と大きな信頼を寄せる前田。第3戦、第4戦もマウンドで躍動する姿が拝める可能性は高そうだ。

（Full-Count編集部）