入団4年違いの同級生 西武のエースと4番が結ぶ絆、お互いの活躍で喜び「倍」

9、10月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した西武・山川(左)と菊池【写真:上岡真里江】
9、10月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した西武・山川(左)と菊池【写真:上岡真里江】

月間MVPをともに受賞した西武・菊池と山川

 17日、セ・パ両リーグから9、10月度「日本生命月間MVP賞」が発表された。投手部門には菊池雄星投手、打者部門に山川穂高選手と、西武のエース、4番打者が揃っての受賞となった。

 菊池は9、10月の4試合に先発登板し、3勝0敗1完封、自責点1、防御率0.29(リーグトップ)の好成績を挙げ、プロ8年目で初受賞。8月下旬には、二段モーションによる反則投球が指摘され、急遽フォーム改善を余儀なくされたが、「あのフォームだから抑えられていたんだろうと言われるのが嫌だった。どんなフォームであれ、結果が出せるということを数字で残したいなと思っていました」。窮地をさらなる飛躍へと変えた、何よりの証明となった。

 また、「野手の皆さんに打ってもらった試合も多かったですし、体調も良くない試合もあった中、(炭谷)銀仁朗さんと話をしながら、いろんな引き出しを出しながら勝つことができたのは、今まで銀さんと積み上げてきたものが形になったからだと思います。シーズン終盤の大事な時期に数字を残せたことは、すごく意義がある」と、愛妻・炭谷や打者陣の支えあっての勲章だと、感謝した。

 8月度に続き、2か月連続の受賞となった山川も、「すごく嬉しい」と、満面の笑みを浮かべた。それまでの打順5、6番とは一変、9月からは、初めて4番打者を主に任された。チームの主軸を担った上での25試合、打率.326、30安打、10本塁打、19打点の好成績に、「前回の月間MVPを獲ってからも、変わらず1試合1試合、1球1球をどれだけ大切にしなければいけないかを考え、さらに『4番の重圧』もしっかりと感じながら、自分のポジションを獲得するために必死でやった結果、こうしてまた月間MVPを獲れたというのは大きい」と自信を深めた。

「一緒にお立ち台に上がろう」が合言葉

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