ダルビッシュ、WS進出も淡々「まだ嬉しくない」 世界一へ「まだ終わってない」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

PSは2度の先発で2勝と活躍も「最低限」、WSへ「今までとおりの投球を」

 ドジャースは19日(日本時間20日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に11-1と大勝し、4勝1敗で1988年以来のワールドシリーズ進出を決めた。第3戦で7回途中1失点と快投し、打席でも押し出し四球も選ぶなどチームを勝利に導いたダルビッシュ有投手は「周りが思っているほどまだ嬉しくはない」と淡々と振り返った。

 第5戦は完勝。昨季の世界一球団カブスを下し、ワールドシリーズ進出を決めると、ダルビッシュも小さくガッツポーズを繰り出してベンチから飛び出し、歓喜の輪に加わった。ドジャースは昨年、同じリーグ優勝決定シリーズでカブスに2勝4敗で敗れており、リベンジを果たす形となった。

 ドジャースが長らく遠ざかっていたワールドシリーズ進出へ、最後のピースを埋めたのがダルビッシュだ。7月のトレード期限でワールドシリーズ制覇請負人としてレンジャーズからトレード移籍した右腕は、第3戦で快投。先発投手としての役割を果たしただけでなく、押し出し四球を含めた気迫あふれるプレーでチームを鼓舞した。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦でも6回途中1失点と好投して勝利投手となるなど、プレーオフで存在感を示している。

 試合後にはシャンパンファイトで喜びを噛み締めたが、テレビインタビューでは「まぁ、周りが思っているほどまだ嬉しくはないですけど。まだ最後まで終わってないので」と淡々。「役割は(果た)したと思います。最低限と言うか、求められていることは今のところできてると思うので、それを最後までできるようにしたいと思います」とここまで投球を振り返った。

 当然、自身初のワールドシリーズの舞台に立つことではなく、そこで勝つことが目標。世界一へ向けて「今までやってきたとおりのピッチングができれば」と気持ちを入れ直していた。

(Full-Count編集部)

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