2連敗のソフトB、スタメン大きく入れ替え 城所2番、デスパ3番、長谷川5番

2番・中堅でスタメン出場するソフトバンク・城所龍磨【写真:藤浦一都】
2番・中堅でスタメン出場するソフトバンク・城所龍磨【写真:藤浦一都】

登録した城所を即スタメン起用、長谷川も今CS初先発

 ソフトバンクが勝負の一手を打つ。ファーストステージを勝ち上がってきたリーグ3位の楽天と戦っているクライマックスシリーズ・ファイナルステージは20日、第3戦を迎える。初戦、第2戦と打線が奮わずに競り負けたリーグ王者は、負ければ王手をかけられる一戦で大きくスタメン、打順を入れ替える。

 この日、江川智晃外野手の登録を抹消し、城所龍磨外野手を登録。早速、「2番・中堅」に抜擢した。1番には、このCSで好調の今宮を置き、ここまで5番に据えていたデスパイネを3番に。4番は2戦連発中の内川で変わらないが、5番にこのCS初先発となる長谷川勇を起用し、6番・松田、7番・中村晃の並びとした。

 この日の試合前練習後、藤本博史打撃コーチは「(城所起用は)元気のあるもの を使う。2つ負けて、ベンチもシーンとなっている。川島が声を出しているくらい。城所に起爆剤になってほしい」と城所抜擢の意図を説明。ファーストステージも合わせた5試合、全て先制点を挙げたチームが勝利しており、同コーチは「先に点を取れば、有利に進められる。1、2番が出るのがキーになる。3番(のデスパイネ)から出ても、走者が進まない。各駅停車になるから、何とか1、2番に出てもらいたい」と言う。

 楽天の先発は、エースの則本昂大。今季は7試合で対戦し、3勝3敗と勝敗は五分ながら、防御率1.74と得点は決して多くない。「最初から飛ばしてくる。追い込まれたら、打つのは難しい。追い込まれるまでに仕留められれば最高」と藤本コーチ。3戦目にして動いた工藤ホークス。この決断は果たして吉と出るだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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