アストロズ12年ぶり2度目WS進出、第7戦に完封勝利、ア・リーグで初優勝

共に勝利に貢献したアストロズ・グリエル(右)とアルトゥーベ(左)【写真:Getty Images】
共に勝利に貢献したアストロズ・グリエル(右)とアルトゥーベ(左)【写真:Getty Images】

ナ・リーグ時代の2005年にWS進出、悲願の初世界一を目指す

 アストロズが21日(日本時間22日)、本拠地で行われたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で4-0で勝利し、2005年以来となる12年ぶり2度目のリーグ優勝を決めた(ナ・リーグ時代を含む)。アストロズは24日(同25日)から始まるワールドシリーズでナ・リーグ覇者ドジャースと世界一を争う。

 勝ったチームがワールドシリーズ進出を果たす決戦で、アストロズは右腕モートン、ヤンキースは左腕サバシアが先発マウンドに上がった。3回までは0-0の均衡が続いたが、アストロズ打線は再三サバシアに襲い掛かり、流れをつかみかけていた。

 試合が動いたのは4回。先頭ギャティスが左中間に特大ソロ弾を放ち、アストロズが先制に成功する。続く6回にも1死からアルトゥーベが右翼へソロ弾。コレアとグリエルの2連打などで2死一、三塁としたところで、マキャンが右翼へ二塁打を運び、2点が追加された。

 先発モートンは5回に1死一、三塁の失点危機を迎えたが、これを無事に乗り切ると、5回を2安打5奪三振1四球無失点の快投で、6回からマウンドを2番手マッカラーズに譲った。

 マッカラーズが6回から4イニングを無失点。見事完封リレーでワールドシリーズ進出を決めると、球場をチームカラーのオレンジで埋め尽くした満員のファンから悲鳴にも似た大歓声が沸き起こった。

 今シリーズを2連勝でスタートさせたアストロズは、敵地での第3戦から3連敗し、窮地に追い込まれていた。だが、今季ポストシーズン無敗の本拠地に戻ると、球場を埋め尽くす地元ファンの声援を受けて復活。ヤンキースを圧倒する試合運びで第6戦に勝利し、対戦成績を3勝3敗とし、リーグ優勝に逆王手を掛けていた。

 アストロズは2005年にナ・リーグ優勝を果たしているが、2013年にナ・リーグ中地区からア・リーグ西地区に移動。ア・リーグに移ってからは、今回が初めてのリーグ優勝となる。2005年はロッテ井口資仁監督が在籍したホワイトソックスに敗れ、世界一を逃していた。悲願の球団史上初の世界一へ一歩近づいた。

(Full-Count編集部)

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