注目のWS、Aロッドがドジャース優位と分析「ダルビッシュ獲得でほぼ無敵に」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

注目されるWSの行方、ダルビッシュは第3戦先発へ

 ドジャースとアストロズによるワールドシリーズ(WS)が24日(日本時間25日)に開幕する。ナ・リーグを制したドジャースが1988年以来となる頂点にたどり着くのか、それともアストロズが球団初の悲願を果たすのか。22日(同23)にはドジャースのロバーツ監督が第1戦をクレイトン・カーショー、第2戦をリッチ・ヒル、第3戦をダルビッシュ有の先発で臨むことを明言した。

 ワールドリーズの予想が現地でも活発化する中、現地ではFOXスポーツの解説を務める元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏が同メディアの番組内で両軍を比較。ドジャース優位と分析した。

 その中で「彼らは一流の球団だ。シーズン中からずっと団結している。誰もが先発投手ナンバーワンのクレイトン・カーショーやケンリー・ジャンセンのような輝けるリリーバーの存在を思いつくかもしれない」とする一方、“キーマン”として挙げたのがダルビッシュ。「個人的には彼ら(アストロズ)との違いを作り出すのはユウ・ダルビッシュの獲得だ。あれでほとんど無敵になった」と語っている。

 日本人右腕はトレード期間の最終日にレンジャーズからドジャースに移籍すると、一時は不調に陥りながらもその後、復調。プレーオフでも好投を見せており、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズと1試合ずつに先発して2勝0敗、防御率1.59を記録した。メジャー696発を誇る元強打者はその右腕がドジャースのワールドシリーズ制覇のカギを握ると見ているようだ。

 一方、同氏は「彼ら(ドジャース)がこの夏に少し躓いたことも分かっている。それこそが彼らを向上させたのだと思う。謙虚になれた。いいプレーをしなければ、勝てないと誰もが理解したんだ」とも語り、9月に11連敗を喫するなど一時失速したことでさらに強さが増したと分析している。

 同氏が分析するように、ドジャースが1988年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を成し遂げるのか。ダルビッシュが先発を任される第3戦は敵地に移った27日(日本時間28日)に行われる予定。前田健太投手も救援陣の柱として際立った活躍を見せており、ワールドシリーズでの躍進が期待される。

(Full-Count編集部)

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