WS47年ぶりの珍事!? 100勝超え対決は史上8度目、勝敗のカギは第3戦?

第3戦に先発予定のドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
第3戦に先発予定のドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

レギュラーシーズン勝ち星で上回るチームが4度優勝

 24日(日本時間25日)に開幕するワールドシリーズ。まずはレギュラーシーズンの成績で上回ったナ・リーグ覇者ドジャースが、ア・リーグ覇者アストロズを本拠地で迎え撃つ。今季ドジャースは104勝58敗、アストロズは101勝61敗の成績で、両チーム揃って100勝超えの対決となる。これはメジャー史上8度目、そして1970年以来47年ぶりのレアケースとなる。

 過去7度の対決は、どんな結果に終わったのか振り返ってみよう。

○1970年:オリオールズ(108勝54敗)VSレッズ(102勝60敗)
 4勝1敗でオリオールズが勝利
○1969年:メッツ(100勝62敗)VSオリオールズ(109勝53敗)
 4勝1敗でメッツが勝利
○1942年:カージナルス(106勝48敗)VSヤンキース(103勝51敗)
 4勝1敗でカージナルスが勝利
○1941年:ヤンキース(101勝53敗)VSドジャース(100勝54敗)
 4勝1敗でヤンキースが勝利
○1931年:カージナルス(101勝53敗)VSアスレチックス(107勝45敗)
 4勝3敗でカージナルス
○1912年:レッドソックス(105勝47敗)VSジャイアンツ(103勝48敗)
 4勝3敗1分でレッドソックスが勝利
○1910年:アスレチックス(102勝48敗)VSカブス(104勝50敗)
 4勝1敗でアスレチックス

 この結果を見ると、レギュラーシーズンで勝利数が上回っていたチームが優勝したのは4度。ア・リーグ覇者が優勝したのが4度と、いずれのパターンも勝敗は拮抗。その一方で、4勝1敗で決着がついたのが5度あることを見ると、一度流れを掴んだチームがそのまま逃げ切るパターンが多いと言えそうだ。

 過去の例に倣えば、ドジャースが本拠地で2連勝すれば、ワールドシリーズ優勝に圧倒的有利だが、1勝1敗で敵地に移動した場合には、第3戦の勝敗がカギを握ることになりそうだ。今季ポストシーズンでは、アストロズは本拠地で7戦全勝を飾っているというデータもあるだけに、ドジャース第3戦に先発予定のダルビッシュ有投手の投球がシリーズに与える影響は大きい。

 今年の異常気象も手伝って、ドジャースタジアムで開催される第1戦の試合開始時の気温は華氏100度(約摂氏38度)を超える可能性もあるという。“100”並びのワールドシリーズ。まず先手を打つのはどちらのチームだろうか。

(Full-Count編集部)

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