エースがア・リーグ最強打線を圧倒 敵将脱帽「今日はカーショーに尽きる」

7回11奪三振の好投をみせたドジャース・カーショ―【写真:Getty Images】
7回11奪三振の好投をみせたドジャース・カーショ―【写真:Getty Images】

強力打線はPSでやや低迷も「今夜は関係ない」「カーショーが素晴らしかった」

 ドジャースは24日(日本時間25日)に本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ第1戦に3-1で先勝した。エース左腕クレイトン・カーショーが7回3安打11奪三振1失点の快投。強力打線を封じ込められた敵将のA・J・ヒンチ監督は「とにかく今日はカーショーに尽きる」と脱帽した。

 カーショーは初回を9球で3者凡退と圧巻のスタート。3回1死でレディックに右前打を許すまで、7打者連続で抑えた。1点リードの4回に先頭ブレグマンに左翼への同点ソロ弾を許したが、その後もアストロズ打線を寄せ付けず。7回で11奪三振を奪いながら、わずか83球(57ストライク)で投げきるという圧巻のピッチングだった。

 アストロズのヒンチ監督は試合後、「カーショーが今日よりもいいピッチングをしたのを見たことあるか?」と聞かれ「よく分からない。彼のピッチングをたくさん見てきたわけではないから。彼と対戦することもたくさんあるわけではない」としつつ、この日の投球を絶賛した。

「彼はとても素晴らしかった。たくさんのファストボール(速球)を投げていたからね。彼はとてもタフだったし、今夜は攻撃モードに入っていてストライクゾーンに早い段階からボールを収めていた」

 今季リーグ最多の896得点&1581安打&854打点、1位の打率.282&OPS(出塁率+長打率).823、2位の238本塁打を誇った打線は、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズからやや停滞気味。この日もわずか3安打1得点に終わったが、指揮官は「今夜はリーグ優勝決定シリーズ(の打撃低迷)とは全く関係ない。とにかく今日はカーショーに尽きる」と脱帽していた。

 ドジャースは8回を2番手モロー、9回は守護神ジャンセンがパーフェクトに抑えて快勝。今ポストシーズンで救援投手として快投を続ける前田健太も出る幕がないほど完璧なリレーで、29年ぶりの世界一へ向けて幸先のいいスタートを切った。ダルビッシュ有投手は、27日(同28日)に敵地で行われる第3戦で先発する。

(Full-Count編集部)

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