ド軍敗戦も無失点継続の前田健太、PS初被安打で“騒然”!?「パーフェクト終焉」

アストロズ打線相手に好リリーフをみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
アストロズ打線相手に好リリーフをみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

前田がヒットを打たれた瞬間に一斉にツイート「ケンタ・マエダが許した初ヒット」

 ドジャースは25日(日本時間26日)、本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ第2戦で壮絶な打ち合いの末に6-7で敗れた。9回以降に両軍合わせて6本塁打が飛び出す大熱戦。ワールドシリーズ新記録となる両軍計8本塁打の乱打戦で、延長11回に力尽きた。

 激戦の中、またしても光る投球を見せたのが前田健太投手だ。守護神ジャンセンのまさかの同点被弾などで惜しくも勝利にはつながらなかったが、5回から2番手として登板し、1回1/3を1安打無失点に抑える快投。1イニング目の5回を3者凡退に仕留め、ポストシーズン(PS)で打者18人を全員打ち取っていた前田が、6回先頭のコレアにレフト前ヒットを打たれると、これがアメリカで大ニュースに。地元記者は「マエダがPS初の被安打」と一斉にツイートするほど、「MAEDA」のパーフェクト投球の“終焉”が大きな話題となっている。

 ポストシーズンで無敵のリリーバーに転身し、リーグ優勝決定シリーズまで5試合で打者15人を完璧に抑えてきた前田。地元メディアからはワールドシリーズ主役の1人に選出されるなど、そのパーフェクトぶりが称賛を集めていた。

 この試合では、0-1で迎えた5回に先発ヒルからマウンドを受け継ぐと、先頭スプリンガー、好調ブレグマン、そして、今季のMVP最有力候補アルトゥーベを3者凡退に押さえ込んだ。

 その裏、ドジャースはピーダーソンのソロ弾で同点に追いつく。すると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は右打者が続く6回もイニング跨ぎで前田を送り込んだ。そして、先頭コレアを迎えた場面で衝撃が起きた。カウント2-2から6球目、宝刀スライダーをレフト前に運ばれた。

 この瞬間、地元記者は一斉に“ミスター・パーフェクト”のPS初被安打をツイート。米全国紙「USAトゥデー」の名物コラムニスト、ボブ・ナイチンゲール記者は「そして、これがこのポストシーズン、ケンタ・マエダが許した初ヒット」と速報した。

「ケンタ・マエダがポストシーズンで初安打を許す。それは10月25日のこと」

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