第3戦先発ダルビッシュ、敵将警戒「最高の状態」「勝負は予測不能なレベル」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

アストロズ・ヒンチ監督「彼が適応するか、我々が適応するか」

 27日(日本時間28日)に本拠地でワールドシリーズ第3戦に臨むアストロズのA.J.ヒンチ監督がドジャースの先発を任されるダルビッシュ有投手に強い警戒心を示した。前日26日(同27日)に記者会見に臨み、「最高の状態で挑んでくると思っている」と語った。

 ドジャースの本拠地で行った2試合は1勝1敗。第3戦はアストロズの本拠地ミニッツメイドパークで行われる。ダルビッシュは同球場で過去6試合に登板し、4勝1敗、防御率2.16という好成績を残しており、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も第3戦での起用を決断した。

 ダルビッシュは今夏のトレードでレンジャースから移籍後、一時不振に陥ったが復調。プレーオフでも快投を続けている。会見の席でその変化について問われたヒンチ監督は「ビデオなどからも気がついている。ポストシーズンではこれまで以上に予測不可能なことが起こるものだ。“過去にはこう投げてきた”と思っていても、まったく違う攻め方をされる。ニューヨークでもタナカとの対戦時がまさにそうだった」と、リーグ優勝決定シリーズで苦しめられたヤンキースの田中将大投手を例に挙げて回答。「作戦をしっかり精査する必要がある。ダルビッシュは球種も豊富で、投げる角度も変え、球威もある。明日の登板は彼にとっても大一番となるだろう。彼が最高の状態で挑んでくると思っている」と強い警戒心を示した。

 またこれまで複数の対戦経験があることについて「彼のことを知っているということは多少助けになるが、ワールドシリーズの3戦目ともなれば、勝負は予測不可能なレベルにもなるだろう。彼が適応するか、我々が適応するか」とし、新たな気持ちで臨むことを強調した。

 一方、アストロズの先発を任される予定のマッカラーズは「とにかく攻めていきたい。明日の相手は、とても、とても才能あふれる集団だ。これまでの試合でわかるように、僕たちは初戦では負けたが本当にいい戦いが続いている。一振りが大きな違いを生んでいる」とし、「自分には自信をもっている。作戦にも自信があるし、守備陣も信じている。特にマキャンに対しては。チームの勝利に向けて自分がしなければいけないことに集中していきたい」と力強く話した。

 シリーズ2勝目を挙げるのは果たしてどちらか。ここまでポストシーズンで2試合に登板し2勝0敗、防御率1.59と輝きを放っているダルビッシュ。第3戦でもその快投に期待したい。

(Full-Count編集部)

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