今季好成績も退団 ヤンキース監督退任劇の“裏事情”を米敏腕記者レポート

生え抜き2選手を中心に若手との関係に問題が?

「ニューヨーク・ヤンキースがジョー・ジラルディを解任した理由として最もよく耳にするのは、1)彼は人々と、特に若い何人かの選手と交流がなかった、そして2)彼はブライアン・キャッシュマンGMと交流を持っていなかったということだ」

 ヘイマン記者は「ジラルディは非常に用意周到であり、懸命に働いていた。そして、球団の予想を上回った。彼が解雇に対して驚いていたのも理解できる」と指摘。下馬評が決して高くなかったヤンキースが今季、周囲の予想をいい意味で裏切ったのは確かだ。「彼は、90勝以上を記録したシーズン後に解雇された3人のうちの一人である」。ファレル、ベイカーに続く解任のニュースは、今季の結果だけを見れば、本人にとってもサプライズだったと言えるだろう。

 記事ではさらに、元指揮官がハル・スタインブレナー・オーナーやブライアン・キャッシュマンGMとも、かつては良好な関係にあったと言及。ただ、「今年の彼らの関係性のもつれにヒントがあった。ジラルディの雰囲気は気まずいと言うものもいた」という。「彼がヤンキース記者に対して、家族と物事を話し合わなければいけないと語り、この疑念は強まった」。これが「2」の理由に当てはまる。

 そして、「1」の理由についても詳細を紹介。「大抵の場合、ゲーリー・サンチェスとデリン・ベタンセスは彼にとって非常に頼りになる存在であった。しかし彼らは今季、幾ばくか苦心していた。噂によると、彼らはジラルディと『交流』がなかったという。私が聞いたところによると、彼らがジラルディを嫌っていたというのは、正しくはないかもしれない。しかし、彼らに交流がなかったことは明白である」。正捕手のサンチェス、そして馬車馬のような働きでブルペンを支えてきたベタンセス。2人の生え抜き選手を中心に、若手との関係に問題があったようだ。

 ヘイマン記者は、若手が指揮官と直接話すことはなく、ブレット・ガードナーやトッド・フレイジャーといったベテランを介してメッセージを伝えていたと指摘。この報道が正しければ、ジラルディ監督は若手選手とコミュニケーション不足の状態にあったことになる。

 2009年に世界一に輝いたジラルディ監督だが、その後は頂点に立つことはできなかった。そして、若手選手の心をつかむことが出来ず、ヤンキース指揮官としてのキャリアの終焉は、あっけなく訪れる結果となってしまったようだ。

(Full-Count編集部)

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