ソフトバンク新コーチが抱負を語る、久保コーチ「熱く強くいきます!」

新たに4人がソフトバンクのコーチに就任【写真:藤浦一都】
新たに4人がソフトバンクのコーチに就任【写真:藤浦一都】

初のコーチ就任となる吉本「いきいきとした選手を育てたい」

 ソフトバンクは9日に来季の新体制を発表。10日、ヤフオクドームで新任となる久保康生2軍投手コーチ、松山秀明2軍内野守備走塁コーチ、吉本亮3軍打撃コーチ、加藤領健3軍バッテリーコーチの4人が抱負を語った。

 ソフトバンクは1軍の佐藤義則投手コーチ、鳥越裕介内野守備走塁コーチ、清水将海バッテリーコーチ、2軍の藤井康雄打撃コーチ、3軍の佐々木誠監督が退団。それに伴って、2018年シーズンの新体制が発表された。小川一夫2軍監督、関川浩一3軍監督をはじめ、久保康生2軍投手コーチ、松山秀明2軍内野守備走塁コーチが新入閣。加えて、ソフトバンクでフロントを務めていた吉本亮、同じく1軍スタッフを務めていた加藤領健は初のコーチ就任となる。

 久保2軍投手コーチは、今季まで阪神の2軍チーフ投手コーチを務めていた。福岡県飯塚市の出身で、立花1軍打撃コーチとは柳川商業高校時代の同期生。「41年ぶりに福岡に戻ってきて川筋者の血が騒いでいる。満員の福岡ドーム(ヤフオクドーム)のマウンドで躍動できる投手を1人でも多く育てたい。熱く強くいきます!」と、さっそく熱い言葉を披露した。

 ロッテのコーチ時代から対戦相手としてソフトバンクを見てきた松山2軍内野守備走塁コーチは「本当に強い。投手がいいし、ディフェンスがいい。今季のエラーの少なさは異常なくらい。2軍でもそれが当たり前となるチームにしたい。まずは選手を見極めて、今宮(健太)や松田(宣浩)のようになれるお手伝いをしたい」と語った。

 吉本3軍打撃コーチは、九州学院から1998年ドラフト1位でソフトバンクに入団。2011年の引退後はフロントスタッフとして勤務してきた。「ユニフォームを着てグラウンドに出るのは、それだけの責任も感じる。自分はプロに入って誰よりも失敗してきたので、その経験で若い人が失敗する確率を減らしていきたいし、いきいきとした選手を育てたい」と抱負を語った。

 また加藤3軍バッテリーコーチは、3軍のブルペン捕手の経験もあり「また3軍という場所で仕事ができるのはいいこと。コーチの中でも一番若いので、若さを活かして選手と一緒に成長したい」と目を輝かせた。

 いまや“育成のホークス”と言われるほど、環境面、指導面ともに定評があるソフトバンクだが、コーチ陣もベテランから若手まで多彩なメンバーが揃った。筑後の地から、また新たなスター選手が輩出できるよう、新任コーチの手腕に期待したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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