大谷翔平メジャー移籍に残された最後の“障害”とは…米敏腕記者が鋭く指摘

MLB挑戦が日本ハムから承認された大谷翔平【写真:田口有史】
MLB挑戦が日本ハムから承認された大谷翔平【写真:田口有史】

代理人選定、日本ハムの承認と順調に進んでいるメジャーへの道だが…

 日本時間10日午後3時、日本ハムの竹田憲宗代表取締役社長、栗山英樹監督が都内で記者会見を開き、大谷翔平投手のポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を承認すると発表した。日本メディアの報道を受け、米メディアも次々とこのニュースを伝えた。その中で「MLBネットワーク」に出演する「FOXスポーツ」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏が、大谷のメジャー移籍実現に向けて立ちはだかる最後の障害として「MLB選手会」の存在を指摘している。

 かねてよりメジャーへの憧れを口にしていた大谷だが、今オフに入り、米国代理人としてCAAのネズ・バレロ氏を選定。さらに、日本ハムもポスティング承認の決定を下し、メジャー移籍に向けた準備が徐々に整いつつある。現在失効中のポスティングシステムの問題も、現行の制度を1年継続することで大筋合意したと、一部米メディアが報じており、“メジャーリーガー大谷”の誕生が近づいたかに思えるが、ここで思わぬ障害が現れた。ローゼンタール氏は現地10日朝(日本時間同日夜)に出演した「ホットストーブ」で、「MLB選手会が最後の障害となるだろう」と話した。

 ローゼンタール氏によれば、MLBとNPBが現行のポスティングシステムの延長に合意したとしても、MLB選手会の承認がなければ正式な制度として効力を発しないという。現行のMLB労使協定の下では、米国外の24歳以下の選手がメジャー球団と契約を結ぶ時は契約金に上限が決められ、さらにルーキー選手と同様にマイナー契約しか結べない。つまり、選手個人が手に入れる金額は極めて低い。その一方で、選手が所属したNPB球団には最大2000万ドル(約22億6600万円)が入ることになるため不公平だ、というのが選手会の主張で、納得がいかない場合には、現行制度の延長を承認しない可能性もあるという。

 大谷の代理人に選ばれたバレロ氏が、選手会と話し合いを持つことになりそうだが、ここで早くもその手腕が試されることになる。メジャー移籍という夢に、一歩また一歩と近づく大谷。選手の夢が犠牲にならないためにも、各方面が折衝点を見出すことを願いたい。

(Full-Count編集部)

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