体ごと“柵越え”の驚愕キャッチ! 今季「MLBアワード」最優秀守備賞を受賞

驚愕キャッチを見せたインディアンスのオースティン・ジャクソン【写真:Getty Images】
驚愕キャッチを見せたインディアンスのオースティン・ジャクソン【写真:Getty Images】

インディンス中堅ジャクソンが衝撃の本塁打強奪

 17日(日本時間18日)、今季メジャーを代表するあらゆる事象を称える「MLBアワード」が発表された。グラウンド上でプレーする選手はもちろん、フロントオフィス、放送チーム、ファンなど多岐にわたる15項目で最も優秀だった人物を、メディア、フロントオフィス、引退したメジャー選手、ファン、アメリカ野球学会の意見を均等に反映させて選出。その中で今季最優秀守備賞を獲得したのは、日本でも大きな話題を呼んだ「体ごと柵越えキャッチ」だった。

 球史に残るであろう驚愕プレーが生まれたのは、8月1日(同2日)にレッドソックス本拠地で行われたインディアンス戦だった。インディアンスが7-5でリードする5回裏。先頭で打席に立ったレッドソックスのH・ラミレスが右中間にボールを弾き返した。ホームラン性の大飛球に地元ファンは大興奮。だが、これに立ちはだかったのが、インディアンスの中堅オースティン・ジャクソンだった。

 打球から目を切らさずにフェンス際まで追うと大きくジャンプ。レッドソックスのブルペン内へ柵越えする寸前の打球を見事グラブに収めた。だが、その直後、勢いあまって体ごと“柵越え”。反射的に右手でフェンスを掴んだが、柵の向こうのブルペン内へ真っ逆さまに落ち、完全にフェンスを飛び越える形となった。本塁打を確信していたラミレスは、まさかの強奪に呆然。文字通りの“神キャッチ”は海を越えた日本でも大きな話題を呼んだ。

 日米の野球規則では、空中であってもグラウンド内に片足でも残った状態で捕球すれば、その時点で打者走者はアウトとなることが明記されている。ファンに野球のルールまで思い出させてくれた“本塁打強奪キャッチ”は、この先も長く語り継がれる名場面となった。

(Full-Count編集部)

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