稲葉ジャパン、先発今永は6回12奪三振! 台湾打線を無失点に封じて降板

好投の侍ジャパン・今永【写真:Getty Images】
好投の侍ジャパン・今永【写真:Getty Images】

味方のエラーで招いた無死一、三塁も、三者連続三振でピンチ脱出

 野球日本代表「侍ジャパン」は18日、「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」の第2戦チャイニーズ・タイペイ戦を戦った。先発したDeNAの今永は序盤から驚異の奪三振ラッシュで6回まで12三振。チャイニーズ・タイペイ打線を3安打無失点に封じる好投で、リリーフ陣に後を託した。

 圧巻のピッチングだった。左腕は初回2死から巨人の陽岱鋼には死球を与えたものの、続く2年連続4割のワン・ポーロンを空振り三振に。2回は先頭のジュウ・ユィシェンに左前安打を許したが、そこから三者連続三振と、2回までアウト全てを三振で奪った。3回も先頭のグォ・フーリンを空振り三振に。チェンは中飛となり、初めて三振以外でのアウトとなったが、呉念庭からも空振り三振を奪った。

 4回にはこの試合初めてピンチを背負った。先頭の陽岱鋼は内角の真っ直ぐで詰まらせたが、三塁、遊撃、二塁の間にフラフラと上がった飛球に野手が追いつけずに内野安打とされた。続くワン・ポーロンの一ゴロは、併殺を狙った山川が二塁へ悪送球し、無死一、三塁のピンチを招いた。だが、左腕はここから三者連続三振を奪って窮地を脱出した。

 5回も先頭打者から見逃し三振を奪って、12個目の奪三振。後続も一邪飛、左飛に打ち取り、6回はワン・ポーロンに中前安打こそ許したが、得点は与えず。6回終了時点で106球に達し、7回からは西武・野田が2番手としてマウンドに上がった。

 稲葉ジャパンは打線も今永の好投に応え、7回までに6点を奪取。決勝進出へ向け、徐々にリードを広げている。

(Full-Count編集部)

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