ハム大谷翔平の“上陸“前に…MLB公式サイトが「サワムラ」の伝説の投球回顧

沢村栄治の伝説の投球を振り返ったMLB公式サイト(写真はスクリーンショット)
沢村栄治の伝説の投球を振り返ったMLB公式サイト(写真はスクリーンショット)

日米野球での沢村栄治は「子供が球場で夢見るような投球を見せた」

 日本ハムの大谷翔平投手が今オフのメジャー挑戦を表明したことで、伝説の投手に改めて注目が集まっている。沢村栄治。現在、シーズン最優秀投手に送られる「沢村賞」でも名前が残る右腕が、83年前にメジャーリーガー相手に見せた衝撃の投球をMLB公式サイトがあらためて振り返っている。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「日本の高校生がべーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスから相次いで三振を奪った」とのタイトルで特集を掲載した。大谷が来季、活躍の場をメジャーに移すことに触れつつ、かつて天才と呼ばれた沢村栄治にライトを当てよう、というのが記事の趣旨だ。

 記事では、1934年に開催された日米野球で、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックス、レフティ・ゴメス、モー・バーグ、べーブ・ルースといったスター選手が日本を訪れ、全日本チームと計18試合を戦ったことを紹介。そこで当時17歳だった沢村が見せた圧巻の投球について回顧している。

「ほとんどが彼ら(メジャーチーム)の大差での勝利となった。しかし、11月20日の1-0で勝利を収めた試合では、17歳のエイジ・サワムラという投手が、多くの人が、子供が球場で夢見るような投球を見せた」

 このように指摘した上で、沢村がルースやゲーリッグを含む9人の打者から三振を奪い、試合後にコニー・マックがメジャーにスカウトしたものの、叶わなかったことなどに言及。プロ入り後に史上初のノーヒットノーランを達成するなど輝かしいキャリアを刻んだこと、そして第2次世界大戦で戦死したことなども伝えている。

 この試合の沢村栄治のように、大谷はメジャーリーガーを圧倒するピッチングを見せることになるのか。渡米前から期待は高まっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY