台湾WLが開幕、NPB選抜は東西ともに1勝1敗 2試合で活躍した選手は…

台湾ウインターリーグに参加しているオリックス・佐藤世那【写真:荒川祐史】
台湾ウインターリーグに参加しているオリックス・佐藤世那【写真:荒川祐史】

JABAが1勝1分でトップ、NPB選抜は燕・寺島セーブ&中日渡辺3盗塁

 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB、台湾)が25日に開幕した。日本からはNPB(日本野球機構)イースタン、NPBウエスタン、JABA(日本野球連盟)選抜が参戦。開幕2試合を終えて2連勝したチームはなく、アマチュアのJABA選抜が1勝1分けでトップに立っている。

 初日にはJABA選抜がNPBウエスタンに9-1で大勝。NPBウエスタンは先発の佐藤世那(オリックス)が4回3安打2失点3四球2奪三振だったものの、打線がわずか3安打と援護できず。2番手の國場翼投手(西武)が2回5安打7失点と炎上した。

 JABA選抜は先発の臼井浩投手(東京ガス)が6回2安打1失点5奪三振と好投。打線は北村祥治内野手(トヨタ自動車)が2打点、笹川晃平外野手(東京ガス)が1本塁打を含む2安打4打点、木南了捕手(日本通運)が2安打3打点と活躍した。

 NPBイースタンは地元台湾のCPBL選抜に3-5で敗戦。先発の今村信貴投手(巨人)は6回9安打2失点の粘投。打線は「1番・中堅」に入った田中和基外野手(楽天)の本塁打などで3点を奪ったが、9回に登板した谷岡竜平投手(巨人)が2安打3失点と打たれ、逆転負けを喫した。

 26日はNPBウエスタンがCPBLに7-6で競り勝ち初勝利。先発の吉田凌投手(オリックス)は5回6安打5失点1奪三振6四球と苦しむも、打線は鈴木将平外野手(西武)が2打点、川瀬晃内野手(ソフトバンク)が1打点、渡辺勝外野手(中日)が1打点、黒瀬健太内野手(ソフトバンク)が2打点と1~4番が結果を残した。初戦で打ち込まれた國場も3番手で1回を3者凡退に抑え、勝利投手に輝いている。

 また、NPBイースタンも韓国のKBO選抜に6-3で快勝。「2番・遊撃」で先発した吉川尚輝内野手が(巨人)2安打1打点、「4番・一塁」の佐野恵太(DeNA)、代打で登場した田中貴也捕手(巨人)がそれぞれ2打点をマークした。投手陣は7回まで4人の継投でつなぎ、8回から登板した寺島成輝投手(ヤクルト)は2回3安打1失点ながらセーブを挙げている。

 JABA選抜はWBSC選抜と6-6の引き分けだった。

 この2試合では、NPBイースタン選抜の楽天田中が打率.500、1本塁打と好調。ウエスタン選抜のオリックス若月も打率.429をマークしている。また、ウエスタン選抜の中日渡辺は2試合で3盗塁を記録した。

 投手陣ではイースタン選抜の巨人今村が力投した他、2試合目のKBO選抜戦に先発したDeNAの京山将弥が4回2失点ながら7三振を奪い、リーグトップに立っている。

(Full-Count編集部)

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