44歳イチロー来季もプレーできる― 米名物記者が見解「言わせてもらおう」

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

去就注目されるイチロー、米名物記者が現役続行に期待

 今季でメジャー17年目を終えたイチロー外野手。マーリンズが来季の契約延長オプションを行使しないことを決めたため、現在はフリーエージェント(FA)となっている。その去就が注目される中、米国の名物コラムニストがベテラン外野手の現役続行に期待を寄せている。

 イチローは今季マーリンズで4番手の外野手としてプレーし、渡米後で最も少ない215打席のみに終わった。その中で5月までは打率1割台と低迷したものの、6月以降は復調し、7月、8月と月間打率は3割を記録。代打としても歴代最多にあと「1」と迫る27安打を放った。最終的に打率.255、3本塁打、20打点、1盗塁でシーズンを終えている。

 新オーナーへと移行し、チーム再編に着手したマーリンズからは契約延長を提示されなかったが、イチロー自身は来季以降の現役続行に向けて準備。今年10月に44歳を迎えたが、現役への闘志に陰りは見えない。そのベテランの現役続行に期待を寄せたのが米FOXスポーツのFOXスポーツの名物 コラムニスト、ケン・ローゼンタール記者だ。

 同記者は米メディア「ジ・アスレティック」に掲載した記事の中でイチローの去就に言及。「どの球団にとってもFAでイチローを検討するにはまだ早すぎるかもしれないが言わせてもらおう。もし日本のレジェンドが44歳の来季にキャリアを続けられないとすれば残念でならない」と綴り、全盛期よりも力に衰えが見えることを認めつつも、今季の出遅れはスプリングトレーニングで味方選手と接触し、負傷したことが影響した可能性があることを指摘した。

 また、ローゼンタール氏はイチローが5月28日以降の151打席で打率.304、OPS.751をマークしたことを紹介し、「数々の少ないサンプルの中で好調だった」と中盤以降の打撃を評価。現在、メジャー歴代22位の通算3080安打で今後もランキングを駆け上がる可能性にも触れている。

 FA市場にいまだ多くの注目選手がひしめく中、イチローの去就はいつ決着を迎えるのか。その動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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