サヨナラ賞年間大賞にDeNA宮崎&西武栗山 3者連続弾の宮崎「初めて足震えた」

サヨナラ賞年間大賞を受賞した西武・栗山巧とDeNA・宮崎敏郎【写真:篠崎有理枝】
サヨナラ賞年間大賞を受賞した西武・栗山巧とDeNA・宮崎敏郎【写真:篠崎有理枝】

栗山は心境吐露「あまり好んで行く場面ではない」

「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」の表彰式が29日、都内で行われ、埼玉西武ライオンズの栗山巧外野手とDeNAベイスターズの宮崎敏郎内野手が受賞した。また、表彰式後に行われたトークセッションには、ゲストとして来シーズンからヤクルトのヘッドコーチに就任することが決まっている宮本慎也氏が参加した。

 栗山は8月17日の本拠地楽天戦で放ったサヨナラ3ランで受賞。「9回2アウトになって回ってこないと思った。前の打者が出て一、二塁になったので、集中していった」と振り返った。

 5月21日の本拠地ソフトバンク戦でプロ16年目では自身初のサヨナラ本塁打を放ったが、「自分で試合を決められるのは嫌いではないが、『決めなきゃいけない』という思いで行くので、プレッシャーがすごい。あまり好んで行く場面ではないですね」と心境を語った。

 一方、宮崎は8月22日の本拠地広島戦、2-5で迎えた9回裏に、筒香、ロペスに続き放ったサヨナラ本塁打で受賞した。プロ野球史上初となる3者連続本塁打によるサヨナラ勝利となったこの打席について「『ここで決めないといけない』と気合い入れて打席に入ったのを覚えています。球場全体が押せ押せのムードだったので、なんとか塁に出なくてはいけないと思った。緊張して、初めて足が震えました」と大声援の中での打席を振り返り、「この試合で勢いづいたので日本シリーズまで行けたと思う」と話した。

 表彰式後のトークセッションに参加した宮本氏は、ヤクルトが今シーズン96敗したことに触れ「考えることはたくさんあります。1年見ていないから何とも言えないが単純に実力不足だと思う」と話し、「しっかりキャンプで鍛えて開幕へ向け準備したい」と来季への意気込みを語った。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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