Bクラス予想も…坂口氏が注目する“ダークホース” 「2位までありえる」パ屈指の投手陣

野球解説者・坂口智隆氏【写真:中戸川知世】
野球解説者・坂口智隆氏【写真:中戸川知世】

元ヤクルトの坂口智隆氏がパ・リーグの順位を予想

 2024年のプロ野球は29日に開幕する。パ・リーグでは、3連覇中のオリックスを止めるチームを現れるかが、1つの焦点になる。現役時代に近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーした野球解説者の坂口智隆氏が、春季キャンプ、オープン戦を分析し順位を予想した。【パ・リーグ編】

1位 オリックス
2位 ソフトバンク
3位 ロッテ
4位 西武
5位 日本ハム
6位 楽天

 坂口氏は悩みに悩みながら、首位にオリックスを推した。山本由伸(ドジャース)、山崎福也(日本ハム)の先発2枚が抜けながらも「補う投手のレベルが高い。100%埋まるわけではないが、新しい素材が出てくる土壌がある」と語る。昨年ブレークした山下舜平大投手、東晃平投手の他にも支配下に復帰した椋木蓮投手、2年目のドラ1・曽谷龍平投手、19歳のホープ・齋藤響介投手ら楽しみな逸材たちが、出番を待つ状況だ。

 中継ぎ陣を見ても吉田輝星投手、アンドレス・マチャド投手、支配下に復帰した富山凌雅投手ら“新戦力”が加わり厚みを増した。打線は西川龍馬外野手の加入で「軸として固定できる選手が4人(中川、森、頓宮、西川)いるのは大きい。これまでになかった、打線が引っ張っていく形を作れる可能性はある」と、期待を寄せる。

 追走するのはソフトバンクと見る。昨年に続き大型補強を行った“元王者”を「打線だけ見れば優勝候補の一番手。超強力打線と言ってもいい」と評価する。山川穂高内野手、アダム・ウォーカー外野手と「右の長距離砲」が2枚加わり、12球団最強と言える陣容となった。「ウォーカー選手はDHで打つことに専念すれば、とんでもない成績を残す可能性はある。あとは投手陣がどこまで踏ん張れるか」。和田毅投手、有原航平投手のベテラン2人を脅かす存在が必要不可欠とみている。

 Aクラス最後のチームに選んだのはロッテ。「一番、嫌らしい野球をするのがマリーンズ。3割打者やタイトルを獲得する選手はいないが、チーム力で白星を取れる」とその理由を語る。Aクラス入りの絶対条件として「佐々木朗希投手が中6日、1年間フルで投げられることが必要」と、エースの活躍を求めた。

4位予想も西武の投手力に太鼓判「オリックスに匹敵する」

 西武はBクラスの4位に置いたが「これは一番悩むところ。もしかしたら2位までありえる」と口にする。昨年、オリックスに次ぐチーム防御率2.93をマークした投手力は健在。ドラフト1位ルーキー・武内夏暉投手や甲斐野央投手の加入もあり「投手力はオリックスに匹敵する」。課題の打線は、新助っ人のヘスス・アギラー内野手、フランチー・コルデロ外野手が機能するかどうか。中村剛也内野手、栗山巧外野手のベテラン頼りになれば苦しくなると予想する。

 ダークホースは5位に予想した日本ハム。万波中正外野手、野村佑希内野手ら若手が着実に力を付け、フランミル・レイエス外野手、アンドリュー・スティーブンソン外野手という実績ある外国人も補強した。「まだ勝ち癖というか、勝ち方を知らない選手が多い。ただ、勢いに乗って一気に行くこともある。素材の良い選手が多い。新庄監督ではなく、選手たちが引っ張っていくチームになれば面白い」。成長過程のチームが、一気に開花すればAクラスも狙える可能性がある。

 最下位予想は楽天。戦力的は昨年から大きな補強はない。今江敏晃新監督のもと、チャンスを得られる選手が増えると見ている。「いつまでも田中投手、岸投手らベテランに頼っていられない。若手にとっては監督も変わり、出番は増える。そのチャンスを生かして1軍の戦力になれるか」と、新戦力の台頭に期待した。

【動画】西武の投手力はオリックスを上回る可能性? 坂口智隆氏が分析、パ・リーグ順位予想

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