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“二刀流”大谷に向くのはALよりNL!? MLB公式サイトがデータで“立証”

12月1日(日本時間2日)に日本ハムから正式にポスティングされた大谷翔平投手。“日本のベーブルース”は来季どのチームのユニフォームを着るのか。日米両国で”探り合い”が続いている。

去就が注目される大谷翔平【写真:石川加奈子】
去就が注目される大谷翔平【写真:石川加奈子】

DH制のあるALの方が“二刀流”実現には有利と思われるが…

 12月1日(日本時間2日)に日本ハムから正式にポスティングされた大谷翔平投手。ポスティング新制度の特例措置により、大谷に与えられたメジャー球団との交渉期間は21日間と設定されている。現地22日(同23日)までには移籍先を決めて契約を結ばなければならないが、“日本のベーブルース”は来季どのチームのユニフォームを着るのか。日米両国で”探り合い”が続いている。

 ここまで“二刀流”実現には、指名打者(DH)制を採用するア・リーグ(AL)に分があるという論調が多く聞こえてきたが、実はナ・リーグ(NL)の方が「一定数の打席を確実に重ねられる」と分析する記事が出た。MLB公式サイトでアナリストを務めるマイク・ペトリエロ記者は「NLがオオタニに訴えかけられる確固たる論拠」という特集記事で、DH制のないNLの“利点”を立証している。

 記事では、NLの方が大谷にフィットする3つの理由を挙げている。1つ目は「大谷が先発しない時にDHを任せると、先発する時のDHが問題になる」、2つ目は「NLの方が圧倒的に代打機会が多い」、そして3つ目は「二刀流は至難の業だから、もし実現できない場合でも、先発した日は打席に立てる」というものだ。

 最近2年におけるメジャー全体の代打機会のうち、74パーセントはNLで生まれたという。さらに、両年ともにNLの方が約2500回も代打機会が多かったそうだ。加えて、今季ALの投手で最も多く打席に立ったのは、ツインズのアービン・サンタナの10打席。一方、NLでは41投手が50打席以上に立ち、最多を誇るジェイコブ・デグロム(メッツ)に至っては77打席に立ったという。つまり、代打での出場機会、先発投手として立つ打席数を考えると、DHがないNLでも相当数の打席に立てるというわけだ。

 ただ仮定を立てるだけでは説得力はない。そこで、記事では「大谷が1年を通じて怪我なくプレーし、週1度は先発として7回を投げ、週に2.5回はDHとして先発する」と仮定して、まずはALでの打席数を試算。その結果、年間299打席に立つことになるとした。さらに、NLバージョンでは「先発試合では3打席に立ち、交流戦ではDH出場。代打出場は104回」と仮定し、年間203打席に立つと試算した。

 計算ではNLでの打席数はALよりも96打席少ないが、記事では「(NLは)多くはないが(ALと)さほど離れていない」と指摘。さらに、ALではDHに入れるか否かで打席数が大きく増減するが、NLではDHに入らなくても「200打席前後は保証されている」と結論づけている。

 果たして、この論拠は大谷をNLになびかせることができるのか。大谷はAL、NLどちらのチームを選ぶのだろうか。

(Full-Count編集部)

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