ホークス松田は現状維持4億円 来年の“熱男コール”は「スローガン決まってから」

契約更改に臨んだソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

チーム内競争も歓迎「ギータやデスパイネに勝てるように」

 4日、ソフトバンクの松田宣浩が契約更改。4年契約の3年目で推定年俸は4億円のまま。3年連続全試合出場や熱男コールなど、成績以外での高評価に終止表情は明るかった。

 背番号3で臨んだ今季は、3年連続となる全試合出場を果たして打率.264、24本塁打、71打点の成績を残した。「球団からは1年を通してケガなく出場したことや数字以外でも貢献してくれたと言っていただいた」と笑顔を見せた。常に声を出してチームを鼓舞する姿勢や本塁打を放った後の“熱男コール”は、まさに松田の専売特許だ。とはいえ、今年の成績については「もっとできたと思う」と満足はしていない。

「ギータ(柳田悠岐)に初めて本塁打で負けたのが悔しい。チーム内の競争が激しいが、ギータやデスパイネにホームランでも打点でも勝てるようにしたいし、そのためにも4年連続の全試合出場を目指したい」

 今年はWBCから日本シリーズまで、例年になく長いシーズンとなったが「気持ち的にもリフレッシュして、しっかり焦らずにシーズン開幕に合わせたい」という。「今年は気持ちのモヤモヤがある中でシーズンに入ったが、4月から活躍して気持ちの貯金を作ることができればいい」と、個人的スタートダッシュを目指す覚悟だ。

 自主トレは今年もグアムで行ったあと、恒例となっている母校・亜細亜大学でも行う予定だ。糸井嘉男や柳田らと一緒になるグアムの自主トレは「トレーナーさんを1人増やすので、よりいい環境でできると思う」という。

 球団側には「最高の環境でやらせてもらっている」として特別な要望は出していないという。「ナイターの後の食事の提供もありがたいし、感謝の気持ちをもって来年も日本一を目指したい」と松田は話す。

 ファンが気になる“熱男コール”の継続については「来年のスローガンが決まってから、どっちがいいか考えますよ」と言って笑った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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