ハム田中賢が減額制限超えの62%減「球団の評価、受け入れるしかない」
實松が復帰、鶴岡も復帰濃厚「また一緒に野球ができるのは楽しみ」
日本ハムの田中賢介内野手が4日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円から減額制限を超える62%ダウンの7560万円でサインした(金額は推定)。
日本一になった昨季は全143試合に出場して、53打点、打率.272と大きく貢献したが、今季は若手起用のチーム方針もあり、107試合出場にとどまり、打率は.252だった。
「スタートダッシュでつまずいてしまって。後半は、調子は悪くありませんでしたが、年齢的なことも見られるので、春先にコケてはダメだなと思いました」と今季を淡々と振り返った。
シーズン終了直後に条件提示を受けていたというベテランは、ここまでの葛藤を明かした。
「事実上クビと言われたのと同じなので、受け入れるのに時間がかかりました。でも、北海道が好きですし、いろいろ考えて残りたいと思いました。それが球団の評価なので受け入れてやるしかない」と前を向いた。
来季は東京時代を知る實松が育成コーチ兼任で復帰し、同い年の鶴岡も古巣復帰が濃厚だ。「仲の良い2人なので、また一緒に野球ができるのは楽しみだし、お互い切磋琢磨できれば」と話した。
米国から帰国後、3年契約の3年目が終わり、厳しい大減俸になった。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)