ホークスドラ4の195センチ右腕・椎野、制球力は新潟での雪合戦のおかげ!?

ホークスの新入団会見に臨んだ椎野新【写真:藤浦一都】
ホークスの新入団会見に臨んだ椎野新【写真:藤浦一都】

左右に投げ分ける制球力に「自信」、故障経験なしも「1つの強み」

 7日、新入団選手発表記者会見に臨んだソフトバンクのドラフト4巡目・椎野新。195センチの長身は、工藤公康監督が「今年の新人はみんな大きい」という中でも特に目立つ存在だった。

 国士舘大の右腕は、195センチの長身から投げ下ろす角度のあるボールが最大の武器。さらに「左右に投げ分けるコントロールにも自信があります」と胸を張る。その制球力は、子どものころから故郷の新潟で鍛えられたものだという。「友だちといつも雪合戦をやっていましたし、学校帰りには『あそこの棒に当てよう』ってみんなで投げ合っていたんです。その時から結構当てていましたよ」と笑った。

 大学時代の合宿で福岡を訪れた際にヤフオクドームでホークス戦を観戦した経験もあるといい「摂津さんが投げた試合で、ホークスが勝ったと思います。選手とファンの距離が近いというか、応援が熱いという印象でした」と椎野。そのチームの一員となって目標に掲げたのは「最多勝を獲ること」だ。目標とする投手にも、今季最多勝を獲得した東浜巨の名前を挙げた。また、対戦したい打者については「オリックスの吉田正尚選手。インコースを攻めてストレートで三振を取りたい」と語った。

 大学時代は237イニングに登板したが「入れ替え戦とかをいれるともっと投げています」という。それでもここまで一度も故障の経験がなく「身体の強さは1つの強みになる」と自信をのぞかせた。

 背番号は「34」に決定。同じ大学生の2巡目・高橋礼とともに、即戦力と成りうる力を持った期待の大型投手。まずは春季キャンプのブルペンでしっかりとアピールしていきたい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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