オズナにも複数球団興味 スタントン移籍、イチローFA マ軍外野陣“解体”へ

複数球団が興味を示しているマーリンズ・オズナ【写真:Getty Images】
複数球団が興味を示しているマーリンズ・オズナ【写真:Getty Images】

今季飛躍のオズナに6~8球団興味、MLB公式サイトが伝える

 マーリンズの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手がヤンキースに移籍することが正式に発表された。同選手は11日(日本時間12日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングでヤンキース入団会見を実施。背番号「27」のユニフォーム姿を披露し、「自分の人生、キャリアの新章が始まる」と語った。

 そしてスタントンの去就決定と同時に注目度が一気に高まっているのが同じくマーリンズに所属するマルセル・オズナ外野手だ。スタントン、クリスチャン・イエリッチとともにメジャー最強の外野陣と評された27歳は複数のメジャー球団から熱視線を送られているようだ。MLB公式サイトが伝えたこところによると、カージナルスをはじめ、ジャイアンツ、ナショナルズなど6~8球団が獲得を検討しているという。

 また米FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者は自身のツイッターで「マーリンズがオズナをプッシュ。他チームに彼はイエリッチよりも獲得に費用がかからず容易である」とレポートした。

 オズナはメジャー5シーズン目の今季に飛躍を遂げ、キャリア最高の打率.312、37本塁打、124打点を記録。4番打者として打撃陣を牽引した。3シーズンともにプレーしたイチロー外野手を慕っていることでも知られ、今季は“師匠”のバットを借りて2試合連続本塁打を放ったこともあった。

 だが、飛躍を果たした外野手は元ヤンキースのデレク・ジータ―氏らが買収し、新体制となったマーリンズで放出の可能性が高まっている。球団側は経済的な負担を減らすために新たなチーム編成に着手。すでにディー・ゴードン内野手をマリナーズ、スタントンをヤンキースに放出した。

 スタントン、イエリッチ、オズナの外野陣は一時メジャー最強とまで評された。そしてその若手外野手らの手本として期待され、支えたのがイチローだった。しかしイチローはFAとなり、スタントンは移籍。そしてオズナやイエリッチにも移籍の可能性が浮上している。来季のマーリンズは大きな変貌を遂げることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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